「っは…あ…ゆう、と……」
「やば。なにそんなに気持ちよかった?あと次の駅まで長いし人だらけだから声出してもいいよ」
「んも…」
「そんな…トロンとうつろな目。いやらしいな」
「嫌い…?」
「むしろ逆に好き。興奮する。な、いれてもいいか?」
「うん…いいよ。たくさんついてほしいよぉ……」
その言葉の後に勇人はコンドームを装着してから膣の入り口でぐりぐりとくちゃくちゃといじる。
あたしは我慢しきれなくって、勇人のペニスをつかんで膣内に導いた。
めりめり、とあたしの中に入ってくる勇人の大きくて太いもの。
力が抜けていくくらい気持ちいい。
奥まで入ってくると、勇人の熱さを感じられた。
「動くよ」
片足を少し上にあげられてから出し入れされる。
こんなに気持ちいいエッチは初めてだ。
今まで付き合ってきた男性とでは、ここまで気持ちよく感じない。
やっぱり…
あたしは勇人が好きだからだ。
だからこんなことをここでしても嫌じゃない。
ううん、むしろハマりそう。
だってとめどない快感と同時に、誰かに気付かれているかもしれない、
みられているかもしれないと考えると余計満足を得られるんだもん。
「弓…いきそう?中が締まってくるっ…」
「んぁ、んっ。んんっ、いっちゃ…うよ…」
「やーべ。超エロイな弓。可愛い。俺だけの弓…いけよ」
そう勇人が言うと、いままで感じたことのないスピードの運動に声が出てしまった。
「ぅああぁっ。気持ちいっ…あぁぁぁあぁぁあん!」
「っは、いけ、弓…ゆみ…」
「いっちゃ…うぁ…気持ちいよぉ…勇人…勇人ぉ!」
「ほらっ、っは、ほらいけっ」
「いっ……ああああぁぁぁああ!」
周囲なんて気にしないであたしは絶頂を迎えた。
けれどもあたしのその声は、駅から発車するときの音とアナウンスでかき消された。
よかった…
「俺もいく…」
「あ、またそんなしちゃったら…また…きもちぃ…っ」
「あぁぁ、いく、弓の中でイク…弓のまんこはエロくてトロトロだから、たまらない…」
「イって!あたしも、また、いっちゃ…ううぅぁぁぁぁあぁぁあっっっ」
「くぅ…っ」
こうして二人は満員電車の中で性行為をして、同時に果てた。
「…ごめん、やりすぎた…」
そう、あたしは腰を抜かしてしまった。
「いいよ…それより。もっと他に言うことあるでしょ」
「…あぁ。ずっと好きだ。だから、付き合ってほしい」
「…どうなると思う?」
「うーん…きっと語尾にハートをつけて笑顔になってくれると思う」
「…ははっ。なによそれ」
「ほら、笑った」
「あ」
「弓、好きだよ」
「あたし…ミクに謝らなきゃ。勇人が好きですって。ちゃんとね」
こうしてあたしたちは、数年越しの本来の恋人同士になれた。
これからは、お家でしようね。
大好きな勇人。