彼は後退りしながら、乳房やおへそ、脇を舌先で軽く愛撫して私の足元まで来ると、ズボンとパンティーを剥ぎ取った。
そして私は両脚をグワッと左右に広げられて、彼が私の濡れたアソコの前に膝をついた。
恥ずかしくって隠そうと思ったけれども、腕は縛られていたのでガニ股で太腿を閉じようとした。
「こら、美咲。駄目だよ」
「だって…」
「だってじゃない。ほら、濡れてるよ」
こう言って彼は、その綺麗な指先を私のアソコに触れた。
そしてその指先は、ゆっくり、膣口から割れ目に沿って往来する。
この絶妙な力加減が、とても気持ち良い。
彼の指は、クリトリスを、僅かに触れて、離れてしまう。
このもどかしい感覚が、それでも悪くない。
………
………
「そんなに腰を動かさいの、美咲」
しかし私は、勝手に腰をクネクネさせて、自分で彼の指に押し付けていた。
「気持ち良い?」
「うん」
彼の細い指が、ズボズボと膣に入って来た。
「あんっ!」
彼の指が奥まで入った。
そして彼の親指が、私のクリトリスに触れた。
膣の中はそのままで、親指がクリトリスをかき混ぜるように刺激した。
ああ、気持ち良い。
やばいっ、またイッちゃいそう!
今の私がどんな表情をしてどんな格好をしているのか、全くわからない。
その不明な自私の事を、彼は恐らく注意深く見ているに違いない。
彼の親指の圧力と動く早さが、いい塩梅に段々と強くなっていく。
「またイッちゃう…」
「良いよ、我慢しなくて」
「あん!」
再び私は、腰を痙攣させてイッた。
私の耳には、私の息遣いだけが聞こえる。
はぁ、はぁ、んあ、はぁ…
「敏感だね、前戯だけでこんなにイク人、美咲しかいないよ」
「だって、気持ち良いんだもん」
膣に挿入されていた彼の指がそっと抜かれた。
それは中指だった。
彼の中指は、私の体液が部屋の電気に照らされて、美しく光沢を帯びていた。
彼はそれを恍惚と眺めた後、私の口に押し付けた。
私は抵抗する事なく、それを口に含むと舌で一生懸命舐め回した。
何だかしょっぱい…私の膣の味なのか、彼の指の味なのか?