「そう、ぎ…………?」
「あぁ。アイツは急性白血病で死んだよ」
まさか仲が良かった、龍也が………知らなかった。
「芽衣の母さんには会って話したけど、関係ないの一点張りでさ」
「…………」
「お前にも……芽衣にもなんかあったんだろ?」
「…………う、ん。あのね。あたし引っ越した先のアメリカで、っ……」
あたしも涙が出てきた。
苦しくて。思い出したくなくて。
………
………
でもここで言わないともっとダメになる。
「いや、きついならいいよ」
「聞いてほしいんだ。あたし向こうでレイプ、さ、れたんだ………」
「!!」
「だから誰ともあいたくなくて、誰ともかかわりたくなくてね。それから忘れようとしてた」
「芽衣…………」
「うん………雅樹?」
「ん?」
「あたしずっと雅樹が好きだった。だからどんな形であれ、再会できてうれしい」
「あぁ………俺と、一緒にいてくれないか?」
「あたしなんかでいいの?」
「芽衣じゃないとダメなんだ」
そうしてあたしは気づけば雅樹の腕の中にいた。
そしてキスをする。
徐々にキスは濃厚になってきて、気が付けば舌を絡めてきた。
「ん、ふ…………」
苦しがるあたしを見て唇を離した。
それから雅樹は首筋に舌を這わせる。
身体が熱くなるのがわかる。
手はそのまま胸へと下がった。
服の上から撫でられて、胸の尖端をとらえるとそこばかりこねる。
「ん、ぁ、は…………ん」
「えろ。その声」
「へ…………?」
「もっといじめてやる」