ベッドに腰掛けていた彼は快く頷いて灯りを落としてくれた。
殆ど何も見えないような暗闇にホッとして、しかし足元が見えないので慎重にベッドへ近寄る。
ギシ、とベッドに腰掛けると彼の手が私の腰に触れた。
引き寄せられるまま、シーツの上に横たわる。
キスはしない約束だったが彼の手は胸にも触れずまるで上半身にはてんで興味が無いと言うように手は太腿へ滑り降りた。
恐る恐る足を開く。
彼はバスローブを捲り、太腿の内側へ顔を近づけてきた。
ぬるりと柔らかな舌が太腿の内側から付け根ぎりぎりまでなぞる。
予想していなかった刺激にビクンと体が跳ねた。
付け根、皮膚の薄い敏感な所を舌で撫でながら下へ下がりお尻の方まで舐め、再び戻る。
それだけで背筋がゾクゾクして腰が動きそうになった。
男の舌がゆっくりラビアに近づいてくる。
ぷっくり膨らんだ割れ目をチロチロ舐めながら中心部へ近寄ったかと思うと、今度は反対側で同じ動きを繰り返す。
焦らされてる…そのもどかしい性感にモゾ、と力の入ったつま先がくねる。
既に濡れているのか下半身がらいやらしい匂いがしていた。
「はぁ…あぁ、んん…あ…」