「あぁっ、もうだめっ、もぉ…っ」
イく直前に止められてしまった愛撫で
「俺もそろそろ、イきそ…」
打ち付ける腰が速度を増す。
背中にポタ、と恐らく彼の汗だろうものが落ちた。
「彩香、愛してる」
こういう嘘を軽く言えるあなたが好きよ
「悠真…私も、愛してる」
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本命の彼女、同じ大学なんだってね。
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知ってるよ。
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外で手を繋がないのも一緒に出かけたがらないのも大学の人に見られたら困るから。
知ってるよ、全部
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私の中に精をぶちまけてぐったりと壁にもたれかかる彼に触れるだけのキスをして私は靴を脱いだ。
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今夜だけは私が彼のベッドに眠る。
- FIN -