何度もうなずいて、ミズキのペニスを両手で扱き上げる。
「ほしい、ミズキくんのっ……これ……ほしいよっ……」
懇願するような声色で、愛子がそういうと、ミズキが低く笑った。
同時に身体が抱き上げられ、すぐ横の布団へとおろされる。
愛子の太ももが左右に大きく広げられ、次の瞬間、股の間に熱い存在を感じた。
濡れそぼった割れ目に、ミズキのペニスが押し当てられている。
「あ――あっ!」
く、と先端がソコへ入り込み、その硬さを感じるよりも先に、一気に根本までペニスが突き立てられた。
ぬるぬるのソコは抵抗することなく、ずるんっとペニスを飲み込んでしまう。
挿入の衝撃と快感に一瞬愛子の身体が硬直し、根本まで入り込んだペニスを強く締め付けた。
奥を突き上げるペニスの衝撃に勝手に涙が押し出され、愛子の瞳が涙でにじむ。
ペニスが身体の中でびくっびくっと動いている。あまり余裕がないのか、ミズキは浅く息を繰り返しながら愛子の腰骨をぐっとつかんだ。
動かないように腰を固定され、ペニスが前後に動き始める。
「あっ!あっぁつああんっ…っ!はっ、ううっあ、アっ!」
前後に動くたびにたまらない快感が愛子の身体を包み込み、愛子はされるがままに喘ぎ声をあげた。
鍛え上げられたミズキの身体が、セックス特有の腰使いで揺れるのがひどく色っぽい。
腰が打ち付けられるたびに肉の当たる音と、淫らな水音が耳に届く。
「はっあ、あんっ、あっあ、あっ……!」
全身が揺れる程強く突き上げられて、愛子の身体が淫らにくねった。
ミズキのペニスに支配されて、受け止めきれない快感におぼれることしか出来ない。
いつもはかわいい年下の男が、まるで野獣のように自分に腰を打ち付けているなんて、愛子は信じられなかった。
それがたまらなく興奮して、身体はどんどん快感に溶けていく。
ぐりぐりと奥深くをペニスでえぐられて、息が出来ないほどの快感に愛子はすすり泣くような声を上げた。
悲鳴を上げそうな快感に全身が鳥肌立ち、ミズキの腰に脚を巻き付ける。
そのまま身体全体を揺らすようにして奥を刺激され、まるで発情期の猫のような淫らな声を上げながら、愛子は絶頂を迎えた。
「ふうっんんっはっ、ああんんっ!はぅ、はっ、ア、あ…っ!」
身体がびくりびくりと痙攣し、ミズキの腰を脚が強く締め付ける。
布団の上で身体がよじれ、胴体が波打った。
ピンと立ち上がった乳首がその存在を主張するかのように胸が上がり、身体が弓なりにしなる。
さらに奥へと入り込もうとするペニスが腹のさらに深くをえぐるように押し上げ、クリトリスがぐりぐりとミズキの下腹部に刺激される。
「イッ、てるっ、イっ――っは、うぅうっ、ううっん、んっはあっ……!」
逃れられない快感がさらに愛子の身体を追い立て、愛子の身体がのたうった。
クリトリスが痙攣し、外からも中からも狂おしいほどの絶頂が押し寄せてくる。
内壁が強く収縮し、ペニスをぎゅうぎゅうと搾り上げ、それがさらにペニスの存在感を感じ取り余計に深く絶頂する。
膣が収縮するとともにクリトリスも震え、新たな絶頂がまた愛子の身体をとろけさせる。
何度も何度も現れる激しい絶頂に愛子は泣き叫ぶような嬌声をあげ、その激しいうねりによってミズキも低く呻きながら射精した。
「はっ……あ、は……」
そのまましばらく二人で布団に横たわり、呼吸を整えていた。
ペニスは挿入されたままで、まるで恋人のようにミズキの腕が愛子を抱き寄せている。
どっ、どっ、とミズキの心臓の音を聞きながら、少し冷静になってきた愛子は、とんでもないことをしてしまった……と焦り始めた。
どうしてこんなことになってしまったのかはわからないが、このことがバレたらとんでもなくやばい――そんな愛子の心境にまるで気付いていないのか、ミズキはさらにぎゅうっと愛子を抱きしめる。
力を失ったペニスは依然愛子のナカに挿入されたままで――外からも中からもミズキの存在を感じて、愛子は深く息をついた。
年下の男の子で、仕事の相手というだけだったはずなのに。
うっすら自分でも気が付いていた気持ちを、彼に抱かれて自覚してしまった。
しかし、年下のモデルが自分のことを本気だとは思えない――
きっとお酒の勢いで側にいた自分に手を出してしまったのだろう……
あまり多くは望むまい、今日この時だけで、自覚したばかりの彼への気持ちはなんとか抑えつけて――
そう考える愛子をさらに強く抱きしめて、ミズキは「へへ」と嬉しそうに笑った。
「愛子さん、あのさあ……」
「うん?」
「好きだよ、って、気付いてたよねやっぱ」
「……は?」
何を言っているかわからない。
愛子が
「まさかこんな風になるとは思ってなかったけど……愛子さんが受け入れてくれて、すごい嬉しい」
「え?え?どういうこと?」
「え?だから、好きだよ、愛子さんのこと……まあ最初からバレてたと思うけどさ。愛子さんめっちゃタイプだったからマネージャーにしてって社長に頼んで、はあ…夢みたい、本当好き」
ちゅっと音をたてて、柔らかい唇が愛子の額に降ってくる。
「社長にはちゃんと俺が伝えるからさ、これからもよろしくね、仕事でもプライベートでも……」
更に力を込めて抱き寄せられて、喜びよりも先に愛子は混乱した。
何を言っているのかよくわからない――ただ、彼の心臓がどきどきとすごいスピードで動いていたものだから、なんとなくその事実に、愛子も「ふふ」と笑った。
………
………
………
次の日、起きた瞬間にミズキの寝顔が正面にあって、小さく悲鳴を上げることになることを愛子はまだ、知らない。