これは絶頂を迎える前兆なのだろうか?
それともほんとの尿意なのか?
もしこのまま続けて、おしっこが出てしまったら…。
しかし私の指は止まらない。
止めようと思えばきっと止められるだろうけど、無理だった。
ブレーキを踏むための理性が完全に壊れてしまっていた。
私は、不意にある好奇心に襲われた。
それは、布団の上に、おしっこを勢い良く放出して汚してしまうというものだった。
片付けとかそんなのはどうでも良い…やってしまおう!
私は勝手に開き直って、指を更に激しくピストンさせた。
指からの刺激に、私の膣は固く締め付けられ、腹筋がきつく緊張して、背中をアーチ上に反らして、天井の電気を薄目でぼんやりと見つめながら、絶頂を迎えた時の激しい快楽を待ち受けていた。
「あ…んんんっ、んぅ、くんぅ……ん!」
尿道口から、白いおしっこが噴水のように発射され、1メートル程先の所まで飛んだ。
僅かに曲線を描いて飛び出た尿は、飛沫を散らしながら、布団と壁を濡らしてしまう。
まるで膀胱に性欲も溜まっていたかのように、おしっこが出てしまうと同時にグンッ!と膣が収斂し、体が空で踊るように痙攣した。
その間、私は全く息が出来ず、暫くその痙攣に耐えて、それが終わると、私はぐたりと横になった。
私は完全に放心状態になっていて、気付くと朝になっていた。
目を開けて、軽く擦ってから、急いで跳ね起きたが、布団は濡れてはいなかった。
何か変な夢を見ていた。
しかしもう思い出せない。
私は枕元にあるスマホをとって時間を確かめた…
- FIN -