マニアック

お兄ちゃんだって思ってたのに

「んッ、は、はっ、……は、う」

自分では止められない絶頂に押し流されて、梨々香は鼻にかかった喘ぎを漏らす。

その様子を眺めてくつりと笑った空也が、ひくつく淫処に更にぐうっと指を咥えこませた。

「ひっ――!くぅんんんッッ」

甘く裏返った悲鳴をあげて、大きく背を仰け反らせ身悶える。

泣き濡れた頬を真っ赤にして首を左右させ、彼女は頑是がんぜない子供のようにいやいやとした。

「イっ……て、イってる、からっ!奥っ、や、やだ、やだぁぁ」

「そんなに泣かないで」

…堪らなくなる、そう、耳元で囁かれたと同時に、ゾクゾクッと梨々香の背を悪寒に似た何かが走り抜けた。

「1人でイきまくるのはいいけど、暴れちゃダメだよ」

全身をひくつかせてうめく梨々香を難なく抑えつけ、空也が苦笑混じりに文句を言った。

開きっぱなしの唇からとぎれとぎれの喘ぎが溢れるたび、涙が米神こめかみに滑り落ちる。

梨々香は仰向けに転がされ大きく脚を割られたまま、ただ体を震わせることしかできなかった。

「や、やだぁぁ!また、ッあ……イくっ、から、やめてぇッ」

「ほら、暴れない」

幼子を諭すような口調でそう言うと、彼は悲鳴を上げる梨々香にはお構いなしに、親指を淫豆にぐりぐりと強く押し付ける。

空也の指先に合わせて敏感な秘芽が拉げるたび、彼女の身体はかわいそうなほど波打った。

ぬる、るる、ぬめつく滑らかな指先が、意志に反して腰を甘く痺れさせる。

「あ、うぁ……、また、イ……ッ」

荒くなる呼気を奥歯で噛み潰しながら、重い淫悦いんえつに身構えてぎゅうと目蓋まぶたつむる。

大きく割り開かれた両脚がぶるぶると震え、爪先が内側に丸まっていく。

ひくんっ!と一際大きく胎内が収縮した瞬間、――絶叫した。

「あああああッ!!ひっ、ひぃぃッ!ふ、太いィっ……無理ッ無理ぃぃ!!」

泣き叫びながら、抗いようのない激悦げきえつに押し流される。

野太い肉幹で最奥まで埋められて、梨々香は悲鳴のような嬌声きょうせいをあげ絶頂した。

きゅんきゅんと男を締め付けながらイっている彼女を上機嫌に眺めながらも、空也の指は梨々香の淫豆を弄り続ける。

乱暴にね回されて、恥も外聞もなく梨々香は泣き声をあげた。

「イってるからっ!やめ、あああ!やめ、て、お願いっ」

「ふふ、絶頂しながらの本気泣きって興奮するな」

ぐっ、と腰骨を掴まれる。

空也の拘束から開放され手足は自由を取り戻したけれど、もはや四肢に力を込めることができず、梨々香に抗う術はない。

「やだ、やだ……っ!ひどくしないで……っ」

 

怯えた眼差しで空也を見上げると、彼は嗜虐的な笑みで唇を緩めた。

腰骨を掴んだまま身を引くと、ーーひと息に肉竿をめり込ませた。

重たい淫撃に声も出せず、梨々香は無意味にはくはくと唇を開閉させる。

暴力的な快楽で眼の焦点がぶれた。

ずぼ!ずぼ!と、それでも容赦なく蜜孔を犯される。

再奥に雄肉の先端をぐりぐりと押し付けられると、壊れたように体が痙攣し、秘処が収縮した。

「ひぅっ、あ、ああぁ……!イってるの、ッ、激しく……しないでぇぇ」

「まさか。

イってる雌孔を無理やり突くの、最高なんですから」

「ぅあッ……あァぁっ」

暴れる女体を抑えつけ、激しく収縮する媚肉を物ともしない強靭な腰使いで、空也は容赦なく梨々香を責め苛む。

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