「はーい。3人の世界お終い!」
頭上から、知らない男の人の声が降って来て、はっとする。
「えー? いいとこだったのにぃ」
ぢゅうぢゅうと吸い付いていたナツメさんの口からぽんっと解放されると、私達の胸がぷるんっと踊る。
我ながらえっちすぎる光景に
「エロ……」と男性陣が息を呑む気配がした。
ソファで睦み合っている私達を見下ろしているのは3人の男性。
うち1人は、意識を飛ばす直前まで一緒にいた……確か、ダイゴ君? だっけ?
「だって君ら全然帰って来てくれなかったじゃん。ユミちゃん仕上がりすぎてトんでたし」
と、軽そうな茶髪イケメン君。
「今日女の子足りないんだから、3人でずっと一緒にいたら俺らつまんないの」
と、大柄でガタイのいい塩顔イケメン君。
「あ……そういえば私って……」
サトコさんもナツメさんも全裸だけれど、私達を見下ろす彼らはボストムは着用している。
なんとなく気恥ずかしくて、胸元を腕で覆った。
「うわー……この初々しい感じ、逆にエロ……。隠さないでちゃんと見せてよ」
「あ、やんっ」
塩顔イケメンが胸を隠していた腕を取ってしまう。
ぷるん、とまろびでた胸と赤く腫れた乳首が晒されて、赤面する。
「うっわ、エロ乳首じゃん」
可愛いなー、なんてそのまま揉まれてしまう。
「ん、あっ……いま、先っぽ、敏感だから……」
「わかるよ。自己主張すごいね。手のひらにこりっこりなのが当たる」
ゴツゴツした男の人の掌は私の胸をすっぽり覆ってしまう。
私のCカップおっぱいは、やっぱりサトコさん(推定Fくらい)やナツメさん(推定E)とは見劣りするから恥ずかしい。
「ずりぃなぁ。俺だって、ユミちゃんの可愛いおっぱいぱふぱふしたかったのに……。ね、俺と素股してたら、ユミちゃんトんじゃったんだけど、覚えてる?」
子犬みたいに擦り寄るダイゴ君は可愛いけれど……覚えていない。
「え、えっと……」
「えー?! ユミちゃん、サトコとおまんこセックスしたでしょ! ダイゴ君のおちんぽ、おまんこサンドしてあげたじゃん」
(うぅ……おっきい声でえっちなこと言うの、恥ずかしいって……)
「あ、えっと、うん……そこはなんとなく、覚えているような……?」
「あの後、ナツメにGスポなでなでされ続けて、トんじゃったの。だから、ナツメのせい」
「ちーがーう! ユミちゃんずっとイクイクしてるのに、ダイゴ君がちんぽでユミちゃんのクリいじめ続けたからだって!」
「えぇ……でも『ユミちゃんのイクイクちょろまんこ、いっぱいおちんぽでナデナデしてあげてね!』って言ったのサトコさんじゃないですかぁ……」
全員原因じゃん、とは言わずにおく。
「なぁ、俺たちもそろそろユミちゃんと遊びたいんだけど?」と、塩顔イケメン……この人、本当にガタイが良いな。
「ユミちゃんのおっぱい揉みながら言うことじゃねぇだろ」
なんて、茶髪の彼が茶化しても、彼は
「……っ!」
つい、顔をぷいっと背けてしまう。
おっぱい、こんなに揉まれているのに、見つめられるのが恥ずかしいなんて、今更すぎる…… 。