「あー……マジで慣れてない感じ?」
「アイツ、ユミちゃんのこと『普段は真面目な会社員』って言ってたもんなぁ……真面目系ビッチとかソソる」
「つか、これだけ人がいて、ドMでネコなのユミさんだけってエゲツないっスね」
「ねぇねぇ、私達ユミちゃんから離れる気ないんだけれどー?」
頭上で飛び交う会話は、私の取り合いのはずなのに、「休みたい」という私の意思が尊重されることはなさそうだ。
「じゃあさー、コレで決めるのはどう?」
ずっと沈黙を守ってきた、ナツメさんが……あの悪魔の笑顔で、ペットボトルキャップくらいの筒をみんなに見せた。
「え、なにそれ」
男性陣は興味津々。
「その穴に小指突っ込んでみて」
ナツメさんはニヤニヤしている。
一方で、サトコさんは
「うわぁ……やっぱりナツメって
と
「あの……」
何その反応、めちゃくちゃ怖いんですけど?!
私が戸惑っていると、ダイゴ君が「うわっ」と声を上げる。
「何コレ?! イソギンチャク?!」
「そんなワケあるかーい! って、確かに感触似てるかもね。コレはね……」
ナツメさんはダイゴ君を引き寄せ、耳元で何か指示する。
ダイゴ君は「マジすか……」とちょっと目を丸くして、でもすぐさまイタズラを思いついた猫のように笑った。
「え、えぇ?!」
嫌な予感とは当たる物で、ダイゴ君は私をひょいっと抱き上げると、脚の間に座らせた。
そして
「きゃあっ!」
背面から私の膝裏をとり、ぱかんと脚を開かせる。
「いやっ! やだぁっ」
秘部を明るいところで晒す羞恥心に泣きそうになる。
抵抗を試みても、圧倒的な力差を見せつけられるだけ。
「おぉ……とろっとろのぬるぬるまんこ、具合良さそー」
茶髪の彼が覗き込むから、必死で手で隠そうとしたけれど、
「イキたてほかほかの敏感クリちゃん、ゆーっくりおしゃぶりすると腰ヘコしてイクイクするの可愛いんだよねぇ……ねー、クンニしたいなぁ」
サトコさんが私の手首を掴む。更に塩顔な彼に至っては、無言で食い入るように見ているから余計に怖い。
「だーめ! おしゃぶりはまた後で。よかった、ユミちゃんのクリちゃん、ぷりぷりのクリちんぽのままだね」
ナツメさんの声だけがやけに呑気だ。
「丸々勃起していてえらいえらい。これから童貞卒業させてあげるからね」
あのペットボトルキャップみたいな、ショッキングピンクのシリコンをくぽくぽ鳴らす。
(……え、今なんて言った? 童貞?)
「これはねぇ……クリオナホって言うんだぁ」
「え……? あ、あっ!」
「ユミちゃんのぷりぷりツヤツヤ、エロクリちんぽ、いただきまーす!」
――ぷちゅんっ!