彼は高い声を上げ仰け反った彼女の首に強く吸い付くと、火照った肌に濃いキスマークを残す。
そしてグッグッと小刻みに動きながら丸く膨らんだ乳房を幾分強めに揉みしだいた。
「凄いよ、いつもより濡れて、締め付けてくる」
「あはぁっ…いい、いいよぉ…っあぁん!」
彼が腰を打ち付ける度にパシャパシャと水面が波打つ。
繋がったところからはそれとは別のグチュ、グチュと粘り気のある水音も響いた。
『あああああっ!』
岩場の向こうから響いた嬌声で、姿は見えなくても彼らが楽しんでいる様子が分かった。
触発されるように樹里亜も自ら腰を打ち付け喘ぐ。
「もうイ、イきそ…あぁぁ、イく、イっちゃう!…っ」
「俺も、そろそろ…っ!」
「もうダメ…ッ!や、ああぁぁっ!」
ラストスパートをかけ激しく突き上げてくる圭佑の背中に強く抱きついて樹里亜は甲高い声で限界を告げる。
思い切り奥へ押し込まれたペニスがドクドクと何度も脈打ち中で射精しているのを感じながら樹里亜も身体を震わせて絶頂に達した。
二人の背後ではこちらのことなどお構いなしに愛しあう二人が居る。
後で少し話しかけてみたいな、そう思いながら樹里亜は中に出された精液がお湯に混ざってしまわないようにシャワースペースへ向かった。
- FIN -