手をつないで歩いて、龍馬は恥ずかしそうにしているが握る手には恥ずかしさを知らされる。
「ことり」
部屋につくなり名前を呼んでことりの唇をむさぼる。
「っ待って、シャワー・・・」
「いいから」
腰を抱き寄せると龍馬のモノが固くて膨れ上がっていることがすぐにわかった。
それをきゅんと受け止めるとことりも刺激されて興奮する。
ことりの服を脱がせながら胸の先端を巧みに唾液を含めて舐めたりすすったりする。
気持ちよくなったことりは全力で感じて、しかし手は龍馬のモノをさすっている。
「は、ぁん・・」
「んっ、やーば。俺そうとう溜まってたんだな」
そう言って龍馬はベッドにことりを押し倒した。
ばふん、と気持ちの良い反動がベッドから現れる。
「ことり、好きだ」
「あたしも好きです。龍馬さんだけが・・・大好き」
「はぁ。無理だ」
「??」
龍馬はことりの膣が濡れているか触れて判断し、スーツのベルトを緩めてチャックを下げて、ぶるんと膨れ上がっている自分のモノを出した。
部屋の明かりの引き出しからコンドームを取り、かぶせてからすぐさま挿入した。
「っああぁ、あっ」
「っふー・・・痛いか?」
「だい、じょ、ぶです」
「動くからな」
そう言って最初はゆっくりとした上下運動。
しかしことりの喘ぎ声を聞いていると抑えがきかなくなり若干乱暴にピストン運動をする。
ただそれだけならことりも嫌がるだろうかと察して、龍馬は優しいキスをずっとし続ける。
自分も喘ぎ声を出したいが我慢して、何度も、唇を重ねる。
「も、だ、めぇ・・・っっ」
「いいよ。いけ」
「りょ、まさ、ん!!一緒、に・・・」
「わかった。なら少し我慢できるか?」
「はい・・・」
その返事をもらうと龍馬はさらに深く挿入して打ち付ける。
気持ちが良い二人はキスをしながら、愛を確かめ合った。
「龍馬、さん、あたしもう・・」
「俺、も。無理」
「~~~~っっっ!!!」
「くっ・・」
二人は手を重ねつつ、同じく達することができた。
それから二人は落ち着くと、一緒にシャワーに入ることになった。
騒がしくしながら、またシャワーあがりはお互いに身体を拭きあって、ソファに座りながらテレビ観て、気が付けばずっと手をつなぎあっている。
「あいつのことどうすんの?」
「あー、透さん?」
「・・・・」
「いや、えっと、久保さん」
「おぅ」
「久保さんには謝るよ。あたしが好きなのは龍馬さんだけだから」
「・・・・」
「照れてる?」
「うるせー」
………
………
………
二人はいれるだけ、時間ぎりぎりまでホテルで話し合っていた。
ずっとこんな幸せな日が続くように、祈りながら一緒にいようと決めた。
透については互いに感謝している。
気持ちをわからせてくれたから。
………
………
………
そしてまずLINEで会おうとコンタクトを取ると、先に透から「別れたいでしょ?」と言われたことり。
なぜ知ってるか尋ねると「柳瀬から宣戦布告をもらったから」と。
龍馬を追及すると、「俺なりのけじめだ」との回答だ。
一言謝ると透は意外にも「受けて立った」と返信している。
透もことりをあきらめる気はないらしい。
なので龍馬は闘争心を燃やしているようだ。
ことりは・・・・
ことりはそれを見守るだけ。
ただただ、龍馬を想い続けることは変わりなく見守るのだ。
「好きだよ」
というキーワードで、ずっと龍馬を紐づけされてあるんだろう。
そう、私は確信している。