恋のはじまり

下着のワケ

メリメリ、とゆっくりと。

その瞬間にあたしは感じたことがない快楽へ上り詰めた。

それから一気に脱力してしまい、ひざは支えの意味をなさなくなった。

目の前の桐生さんの胸にダイブする。

「ぁ、あ、は…」

「イッた?」

「え??」

「今の上り詰めた感じを卑猥ひわい用語でイクっていうんだよ」

これがたまに聞く大人の情事…

ん?

あたし情事を桐生さんと!?
………

………
「あーもーたまんない」

脱力したあたしの手を使って桐生さんの股間に誘導された。

そこにはかなり膨れ上がっているペニスが隠されている場所だった。

「さすって。最初だからそれだけでいいから」

言われるがまま、海パンの中の固いペニスを撫でた。

するとぴく、と桐生さんは反応する。

なんだかそれが嬉しくってもっともっと、濃厚に上下にさすると、桐生さんは艶がある表情をしてくれた。
………

………
あたし、実は昔に兄ちゃんの部屋でえっちなビデオを見つけたことを思い出したの。

最初は興味本位だったけど、見れば見るほどなんだか急激に過敏になったりした。

そのビデオを見ながらする“一人えっち”は気持ちよくて癖になったのでした。

だから、女性は男性に何をどうするかは把握している。

よし、桐生さんから最高なエッチだったと言ってもらえるように頑張ってみようかな…。

あたしは海パンの横からペニスをつかむ。

優しく、包み込むように。

「…朝比奈?」

 

何をするのだろうか、のような表情の桐生さん。

なんだかいつもとは違う感じ。

舌をちらっと出して反り返っているペニスの裏筋を舐めた。

舌先に力を込めて固くして、念入りに上から下へ、下から上へと舐める。

桐生さんは苦しそうだけど気持ちいいと顔が言ってるよ。

そのまま続けてあたしは舌先はそのままで亀頭をクルクルと舐めると、ビクンと大きく反応した。

男性がイキそうなときの証拠らしい。

精液が出たくて仕方ない状況みたいなんだ。

これもビデオ知識(笑)

「も、だめだ。入れたい。いいか?」

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