室内にいるのに、自身の呼吸が白んで見える。
それほど興奮しているのだろう。
そう頭のどこかで冷静に分析しながら、彼女のキメ細やかな肌に包まれた真っ白な乳房に、ねっとりと舌を這わせていく。
「や……っ!?」
「だ、大丈夫。任せて。僕がんばるからさ」
舌で感じる笹野さんの肌はとても柔らかく、下乳から乳輪の辺りまでをねぶりあげると、舌の上を乳首が通過しながらプルンと跳ねた。
大きく口を開けてはむはむと乳房を口に含みながら、立ち上がった乳首を舌で舐めまわすと、連動するように彼女の肩がピクピクと震える。
「ひっ、うぅ……!や、やだぁ」
「ごめん、気持ちよくない?でも、ほら、笹野さんの乳首はこんなにツンってしてるけど……」
恥ずかしいのか、彼女はぶんぶんと首を左右に振って、ぎゅうっと目を瞑る。
「ふふ、かわいいね」
その瞼の際にキスをすると、たまっていた涙が頬を伝って流れていった。
「下着、脱がすね」
「……!だ、め……!やめて、やだ、犀川さんっ」
「や、やさしく、するから。暴れちゃダメだよ」
逃げようとする笹野さんに顔を近づけて、彼女だけが気持ち悪がらなかった笑顔を浮かべてみせる。
「恥ずかしがる君を見てると、その、僕……興奮しちゃうかも。だから抵抗しないで。ね?」
「……ッ」
彼女はぽろぽろと涙を流しながらも、唇をきゅっと噛んで目を伏せた。
そのいじらしい様子に、僕の下半身はますます熱を持って存在を主張する。
ふーっふーっ、と荒い息を吐きながら、僕は彼女の下着を取り払った。
「あ……ああ……これが君の大事なところなんだね……」
綺麗な桃色をしたその割れ目は、まだ今はぴっちりと閉ざされている。
そっと両足を開いていくと、目の前にふっくらとした恥丘と、少しだけ顔を覗かせているクリトリスが現れた。
「もっとよく見せて、ね?」
「う、うぅ……っ」
恥ずかしさが限界に達したのかも知れない。
ひっく、と彼女がしゃくりあげた。
「すぐ気持ちよくしてあげるから」
早く恥ずかしさなんてどうでも良くなるくらい感じさせてあげたいーー、僕は急く気持ちを押さえて、そっと彼女の
柔らかなふくらみに親指と中指を当て、むにぃっと左右に割り開く。
鮮やかな桃色の柔肉が目の前に現れ、甘い女の匂いがふわっと香った。
「かわいい、かわいいよ、笹野さんっ」
「や、ぁ……ひっく、ひ、ぅ」
デリケートな部分を優しく揉みほぐすようにゆっくりと指を這わせていく。
柔らかな肉の壁に包まれたピンク色の渓谷に何度も中指を往復させると、ピクピクとふるえる膣口がキュッと吸い付いてきた。
ああ、やっぱり笹野さんは僕のことが好きなんだ!
そうじゃなきゃ、こんな……。