不倫・禁断の恋

夫は知らないもう1人の私…

彼がこの部屋の扉を開けたら、卑猥にも程がある私の痴態ちたいが目に入る。

きっとシャツを脱ぎ捨ててシャワーも浴びずにベッドへ駆け寄ってくる…

そう考えるだけで鼓動は高鳴り胸の先端は硬く尖り勃つ。

キュンと子宮が疼くのが自分でもわかった。

先程の電話の通りすぐに彼は現れた。

ジャケットを脱いだスーツ姿に、肌をほんのり汗で湿らせて、息を切らせて…自分に会いたくてたまらなくてなりふり構わずかけつけてきたこの男をどうして愛しいと思わずにいられようか。

「綺麗だ」

俊輔は持っていた上着と鞄をシワも気にせずにソファへ預けると理恵子の顔をまじまじと見つめ、それから呼吸するのも忘れていると言わんばかりの形相で頭の天辺からつま先へ熱い視線を滑らせた。

「今日も素敵だ」なんて歯の浮くようなセリフに思わず口元が緩む。

そうでしょう、綺麗でしょう。

だって昨夜から念入りにスキンケアしてばっちりメイクしてあなたを待っていたんだもの。

理恵子は彼のすぐ正面、今にも胸と胸が突きそうな距離にすっと近づくと彼の頬をそっと撫でた。

どちらともなく唇が重なる。

赤い口紅が理恵子から椎名の唇に移る。

彼はそれを気に留めることなく、柔らかさを確かめるようにそっと押し付け、彼女の唇を優しくついばむ。

慈しむように愛するようになにもかもを包み込む優しいキス。

薄く唇をひらき彼を迎え入れると椎名もそれに答えるようにそっと彼女に踏み込んでいく。

とろけるような舌の絡みに自然と恍惚こうこつの笑みが瞳に宿った

「はぁ…あぁ…」

角度を変えて吸い付いては離れまた絡み合う淫らなキスに卑猥な下着の奥でじわりと熱い愛液が染み出してきた。

濡れて光る唇の隙間から溢れる熱い吐息が男の肌にぶつかる。

艶めかしい女の匂いと余韻を残して散ったそれに駆り立てられ黒いスラックスの奥で熱く滾った欲望がさらに脈打つ。

「まぁ…もう、こんなに…」

張りつめた硬い布の上からでも熱く怒張したペニスの存在感は大きく彼女の細い指さきにこれでもかと己を主張してきている。

それをもてあそぶように彼女は指先でそっと撫でた。

「あ…さ、先にシャワーを…」

ふと冷静になった瞬間俊輔は自分が思いの外汗をかいてることに気づき、彼は気まずそうに彼女から体を離そうとする。

しかし理恵子はそれを許さなかった。

「そんなの後でいいじゃない」

私は気にならないわと怪しげに微笑みながらワイシャツに手をかける。

慣れた手つきでボタンを外し彼を真っ白くピンと張ったシーツの上へ誘い込んだ。

貪欲で性急な自分がまるで飢えた獣のように思えたがそれを隠す必要は感じない。

たまにしか会えないんだもの、無駄な時間なんてないわ。

大きなベッドで重なり合い再び唇を重ねた。手は腰へ肩へ髪へと這い回り全身で絡まり合う。

「あ…んん…」

彼の手が理恵子の胸に触れた。

頼りない薄いレースは乳房を左右から軽く覆っているだけで一番敏感な先端の突起はむき出しのまま外気にさらされていた。

そこへ熱く大きな手が滑るように触れる。

すぐにピンと硬く立ち上がり、彼の手の平でコリコリと転がる。

「はぁ…あぁん…」

「こんな嫌らしい下着、見たことないよ。最高だ」

「前に…こういうのが好きだって言ってたから…あんっ!」

優しく乳首を摘まれるとそれだけで背筋がピンと張るような快感が駆け巡る。

「割れ目から乳首だけ飛び出してる。乳輪も透けてて…凄くいやらしい」

ベッドサイドのランプに照らされた胸元をじっと見つめながら彼は指先で胸の先端をこね回す。その視線にさえ子宮が疼くような快感を覚えた。

「やぁ…恥ずかしい…」

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