そういうと彼は彩奈の足元にしゃがみ込む。
そして足を大きく広げさせるとそこへ唇を寄せた。
「―っ!…っふ、ん、んん…―」
中を指でかき回しながらラビアやクリトリスを舌で舐め回されると力の入らない膝がカクカク揺れる。
彼も極力音を立てないように気をつけているのだろう、静かなトイレの中には時折ピチャ、ペチャ、と静かな水音が響く。
しかし静かだからといって刺激が弱いわけではない。
すぐに彩奈の感じる箇所を探り当てるとそこばかりを執拗に攻めてきた。
クリトリスを吸いながら舌で突付き、同時に内壁を指の腹でグッグッと押し上げるように刺激されると体の内側から熱いものがこみあげてくる。
彩奈は体が崩れ落ちてしまわないよう壁に手をついて強く踏ん張った。
ぽた、と床に愛液が滴る。
「はぁ…あ、まって…っ、もう、声…出ちゃうぅ…」
「信二に見られてもええの?」
「…っよくないぃ…んん」
こんな姿、絶対に見せられない…そう思い直し再び歯を食いしばる。
グチュグチュとさっきよりも激しい水音にヒヤヒヤしながらもそれを注意する余裕も残っていなかった。
お酒で火照り敏感になっていた体はもうこれ以上耐えられそうになく、ただハァハァと荒い呼吸を繰り返しながら愛液を垂れ流し絶頂を迎えることしか出来ない。
赤く充血した割れ目が勝手にヒクヒクと
腰がカクカク揺れ動きを止めることも出来ないまま全身が総毛立つのをただ感じていた。
「っあ、あ、あ、あ…」
「彩奈ちゃん、シー」
「んん…む、むりぃぃ…」
「声出るならもう止めるで」
絶頂の直前、すぐ目の前で突然ぴたりと止まる指に彼女は涙で潤んだ瞳で彼を見下ろし戸惑った。
本来ならすぐにでも服を整えて部屋に戻り何も無かったかのように振る舞うべきだろう。
しかし体は激しく
「あ…や……あ…」
イきたい、何も考えられずただ絶頂を迎えたい一心で震える唇を恐る恐る開く。