恋のはじまり

忘れられないセックス

仕事はただの事務職。

その中でもあたしは主に会社資料作成のキーパンチャーをしていた。

本当はもっとアパレル業界に入りたかったが出来なくなった。

その要因しているのはあたしの妊娠の事実が判明したから。

その時はかなり迷った。

誰に言えば…………

いや誰かに知られてはだめだ…………

頭の中はそれで一色だった。

だけども例の逃げられた彼氏には打ち明けた。

最初は一緒に喜んでくれたけど、ね。
………

………
それからDVは激しさを増し、しかも赤ちゃんが宿ってるお腹を蹴られる始末。

泣きながら

「止めて!」

と何度言っただろうか。

彼は

「もうしない。ごめん」

って言って、

また同じやりとりが再開される。

 

誰にも言えない中で、あたしと彼の共通の同僚がいる。

その子は早織(さおり)。

早織には正直に話そうと決めて話をしてみた。

けれども早織は逆切れするのだ。

早織は彼とあたしの間の赤ちゃんがいるだけで、

それだけでいいのに!!と。

なんでここまで怒るかとわからなかったが、

あたしが退職したと同時に、他の同僚から聞いたのだが、早織と彼は裏で浮気していたというのだ。

だからか、あそこまで怒ったんだなぁ。

彼も早織を本気になってきていたが、言えずにいた。

そんなことともつゆ知らず、あたしは赤ちゃんのために本を買って勉強したりしていた。

彼は出産を許さなかったけど、あたしは産みたい。

かみ合わないが妥協する気はまったくなかった。

一か月後に彼は急に

「産んでくれ」

と言われた。

嬉しくって泣いたな。

喧嘩していた間は早織の自宅で同棲していたが、帰ってきてくれた。

まれに仕事だと嘘ついて遊びに行っていたことは知っていたが、かなり気づかないふりをしていた。

まもなくして、彼は冒頭で言った通り急にいなくなった。
………

………
また早織のところ…………?

そんな考えしかしていなかったときに、珍しく早織から連絡があった。

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POSTED COMMENT

  1. blank 小枝ちゃん より:

    前置きが長すぎる上に、最後の状況が分かりにくいです。

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