「んんっ」
「かーわいい。ここいいの?ここ??」
指先でちょんちょん、とされれば瞬く間もなくあたしはまた達しそうになる。
イキそうで、尊くんの手は止まって、
それを繰り返していると、理性が効かない。
狂ったように尊くんが欲しくて仕方なくなる。
それを感じ取ったのか、尊くんは自分のペニスを出した。
かなり勃起していて、きつく反り返っている。
それをいきなり突っ込まれた。
「っああぁ!」
「シー、だよ、実久さん」
「は、ぁん、わか………た」
「もう可愛いすぎだろ」
そういうと一気に挿入が加速していく。
小さく喘いでいると、部屋を通り過ぎようとするのか、だれかの会話が聞こえてきた。
「…………」
「…………」
黙りこくっていたが、来るかどうかわからない中で、
尊くんはゆっくりと、深くペニスを入れてくる。
「っ~~~ん」
そして会話声が自然と消えていくのと同時に尊くんは挿入を再稼働する。
「あっ、あぁ、あっ」
「も………いきそ?もっかいイっとく?」
「や、だ………一緒、に、あ、ぁん、いいあ………いっちゃ…………」
「一緒ね。じゃぁちょっと我慢して?」
座る姿勢のまま、あたしは少しだけ言われたとおりに腰を浮かせた。
するとものすごいスピードで何度も何度も挿入される。
声に出したい。
けどだめだ。
必死にこらえていれば、尊くんはキスをくれる。
そこでお互いに声を封じながら、最高に気持ちのいいセックスで、
何もかも忘れて同時にイッた。
「ぁ…………」
「実久さん、これからは俺のそばにいてくださいね」
「うん!」
その日はずっと、お互いの幸せな時間を過ごしていくのだった。
- FIN -
前置きが長すぎる上に、最後の状況が分かりにくいです。