「な…なんで?わざわざ弱気な演技までして、何がしたかったの?」
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「何も?ただ珠菜さんは百戦錬磨だって評判だから、テクニックを拝見させてもらえるならアナタに合わせるのも悪くないかなって思ったんですよ」
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「…へぇ…まんまと騙されちゃった」
悔し紛れに大人ぶった態度でそう言うと、彼女は手元にあったカーディガンを羽織る。
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「なんかもう冷めちゃったぁ。帰ってくれる?」
「嫌ですよ、僕まだイってませんし」
「私、もうその気無いって言ってるんだけど」
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さっきまでは汗にまみれ燃え上がるほど興奮しイきかけていた体もすっかり平静を取り戻していた。
もうそんな事をする気分ではない。
「僕もそこそこ遊んできましたけど、精液を口移しで流し込まれたのは初めてでしたよ」
「あっそ。それで?」
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「きゃ!」
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再び野村に押し倒され半ば強引に足を開かされる。
「良い事してあげるんですから、抵抗しないで下さいよ」
そう言うと力ずくで広げられた珠菜の足の間に顔を埋めた。
すぐに唇が性器に触れ唾液を
縦に入った割れ目の中へ2本の指が挿入された。
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「ちょ、やだ、何すんのよ!やめて、警察呼ぶわよ!」
「加害者が女性であっても強制わいせつやセクハラになるんですよ?」
普段の行いの悪さを知れば、いくら女性とは言え一方的に被害者ヅラは出来ないんじゃないですか?
そう図星をつかれて珠菜は下唇を噛み締めた。
「ニュースになったら全国の晒し者になりますね。美人女子大生が後輩の男に強制わいせつ、なんてワイドショーや週刊誌が食いつきそうじゃないですか」
直前までバカにしていた男にバカにされる。
これがどれだけ屈辱的か…珠菜はただ何を言われても反応するまいと無視を決め込もうとしたが、体内で動きだした野村の指に