一時間目は数学の時間だ。
直美は授業を受けながら、何か妙な雰囲気を感じていた。
例の”事件”から、直美は変に興奮するようになる。
授業が始まってから、小倉先生の事を純粋には見られなかった。
林に対しても、同様の感情を抱いていた。
林と直美は隣の席同士の距離感なのだ。
ふと、林が例のリモコンをポケットからコソコソ取り出して、それを机の下に持って来た。
そして何か操作している。
「この問題は一年生の時に習った絶対値…」
小倉先生は、突然黙ってしまった。
右手はグラフを指したまま、口を半開きで、固まってしまった。
林は例の笑みを浮かべている。
少しの沈黙の後、咳払いをしてから話を始めた。
しかし、妙に声が震えている。
「この…絶対値を…ん”ん”…これがあっ…」
小倉先生は顔を赤くして、ギュッと口をつぐんだ。
後ろの方でヒソヒソと声がする。
林はニコニコしている。
直美は何故小倉先生が震えているのか、わかっていた。
昨日の事を思い出して、直美さへも顔を赤くしてしまう。
きっと小倉先生のアソコには、あの道具が…。
林は何か操作して、小倉先生はまた元通りになった。
その場で深呼吸をした。
「ごめんね、えっと、そう、この問題だね。これはこのグラフのここに注目して…」
林がまた何か押して、小倉先生はピタリと固まってしまい、ヒクヒクと震えている。
「こ、これは、あん!」
全く授業になっていない。
「先生、大丈夫ですか?」
「う、うんんっ、だ、大丈夫だよ」
そう言っているが、明らかに様子がヘンなのだ。
だがもっと変なのは直美だった。
直美は、そんな事実を知る者として興奮してしまい、自分のパンツの中が濡れていた。
林は相変わらずニコニコと気味悪い笑顔でマウントを取り、震えている小倉先生を眺めている。
「ちょっと、先生トイレ行ってくるね」
そう言って小倉先生は顔を赤く染めながら、腹の下を抑えて教室を出た。
教室の中はザワザワしている。
林は突然立ち上がって、
「俺もトイレ行ってくる」
と言って教室を出て行った。
………
………
小倉優希はまだ振動し続けているバイブの刺激に耐えながら、トイレへ向った。
個室に入って便器に腰掛けると、バイブを外した。
それは外してもずっと動いている。
優希のアソコはビショビショに濡れてしまっていた。
バイブも、体液で光沢を帯びていた。