ぬかるんだそこに、ぴと、とあてられたソレは、ひどく熱い。
割れ目を確かめるかのようにそっと押し当てられたペニスが、ゆっくりと冴美の中へと入り込み始める。
それと同時に佐渡の手が冴美の後頭部を引き寄せ、二人の唇が重なった。熱い舌が冴美の口内へと差し込まれ、ねっとりと内側をなめられる。
冴美の舌が同じように佐渡の口内へと入り込み、二人の舌がぬるぬると唾液をまといながら、淫らに絡められた。
「んっ、ふう、んん」
舌を絡める度に、二人の頭が揺れる。
キスをしたままにずぶずぶと肉棒は奥へと侵入し、冴美の身体の奥深くをとんっと突き上げた。
たくましい男の肉棒が身体に全て沈み切ると、その存在を確かめるかのように内壁がソレを包み、ぐねぐねと収縮する。
しっかりと開いた膣口が男のペニスの形に広がり、蜜を滴らせて二人の肌を汚していた。
スーツ姿の二人の身体が密着し、深くまでつながりあう。
上と下の口を重ね合わせ、互いの体温を感じきると、佐渡の腰が上下に動き始めた。
粘膜が男のたくましいペニスでこすり上げられると、背中にぞくぞくと愉悦が走る。
二人の身体が跳ねるたびに、車がぎい、と揺れる。
佐渡の力強く冴美の身体を突き上げる動きに「ああっ」と甘い嬌声が漏れ、少しだけ空いた窓から外へと漏れていく。
「ああっんぁっ、あっぁっあっ!」
佐渡の腰の動きが冴美の身体を快感に染め上げ、冴美は必死に佐渡の身体にしがみついた。
気を抜くと、すぐにでも達してしまいそうになる。
奥を押されるたびに甘くとろけてしまいそうな快感が身体中に走り、目の前がチカチカした。
「そこっ!それっだめだめだめえっ!ああんっ!」
佐渡が腰の角度を変え、冴美の弱い部分を責めてくる。
びくんっびくんっと冴美の身体が小さく跳ね、逃げるように腰が引ける。
それでも佐渡は冴美を逃がさず、腰をつかむと、敏感な場所めがけてペニスをこすりつけた。
あまりの気持ち良さに、何も考えられなくなる。
中を穿たれるとろけそうなその感覚に冴美は恍惚とし、与えられる刺激に従順に喘ぎ声をあげる。
神経がとけてしまいそうな快感は、普段のキャリアウーマン然とした冴美を、まるで発情期の猫のように淫らな女へと変えてしまう。
とろとろになった性器がペニスをきゅうきゅうと締め上げ、もっともっとと強請るように吸い付いた。
それにこたえるように佐渡の腰の動きが激しくなると、身体の芯を揺さぶられるかのような圧倒的な快感に見舞われる。
ぱんっぱんっと肉が打ち付けられる音が余計に興奮をあおり、冴美も腰を淫らに揺らした。
むっちりとした女の尻が、佐渡のスーツにこすりつけられる。
勃起したクリトリスが佐渡の腹に擦れ、それが言葉にならないほどに気持ちいい。
夢中になって快感を貪る冴美に、佐渡はたまらずさらに深くまで性器を突き上げた。
「はああああんっ!」
そのとたん、冴美が悲鳴のような甘い歓喜の声を上げる。
甘い衝撃が背筋を通り、脳を溶かしていくかのようだ。