「みな」
「‥‥‥やだ」
あたしは察する。
あ、今めちゃくちゃセックスしたいんだろうなぁっと。
明日のこともあるから避けたい。
避けたい気がする。
だけど‥‥‥
「みな。ちゅーしよ」
そう言われればしないという選択肢が出てくるわけがない。
「いいよ」
「わーい」
「感情がこもってない!!」
「うるさいな」
「何がうるさ―‥‥‥」
大き目な声になりそうな瞬間にキスをされた。
ある意味正しい選択だわ。
最初は触れるだけの優しいキス。
少しだけ離れれば次は噛みつくような食べられるキス。
三回目は舌が侵入してきた、絡めあうキス。
隆一はこのキスをすると、おっとりモードからオオカミモードに切り替わる。
腰に手を回されて、ベッドにダイブ。
………
………
このベッドは隆一仕様で大き目なサイズだ。
あたしが学生時代にお義母さんが二人にって言って購入してくれた、ピンク色のベッド。
(まぁこれが原因で友達がいないという神スキルだったなぁ。)
………
………
「みな」
「ん?」
唇が離れればすぐに名前を呼ばれた。
「なに?」
「‥‥いや、なんでもない」
「言わないと怒るよ?」
「それは後で言うわ」
「何よー」
気になるじゃん!なに、結婚は最悪早いとか!?だめだ悪い方向にしか頭が働かない!!
そんなこと考えていれば、上着を
あぁ、もう、待てないんだな‥‥‥。
それならあたしだって‥‥‥!!
あたしはスウェットの上から隆一のペニスを捕まえた。