今日のあたしを相手してくれるのは、
公表されてる年齢が正しければあたしの四つ下。
写メは見たけどあんまり派手やかではなかった。
だからそういう好青年的な男性と、非モラル的なセックスは病みつきになりそうだ。
「さくらさん!」
待ち合わせ場所に彼はいた。
「雄太さん?お待たせー」
「来てくれてありがとうございます」
「ふふ。可愛いね。いいの、あたしもセックスしたかったから。こっちこそ誘ってごめんね?」
かわいらしい女の子を演じていれば受けはいいあたし。
「じゃぁ移動しよっか」
あたしは雄太さんの手を握って、深夜まで時間つぶしをするために24時間営業のファミレスに行くことにした。
移動は歩きだ。
いちいち車がああだこうだしていれば、めんどくさい。
それに前回も前々回も通報されて結局は違反チップを着られる。
あぁ思い出しただけで嫌気がさすわ。
「はぁ」
「あ、さくらさんお疲れですか?」
「あぁごめん!ちょっと仕事思い出して‥‥‥」
「このままお時間もらえるんですよね?仕事は行かないですよね?」
「わんこか(笑)いかないいかない」
「よかったー!」
それからファミレスに入って、ご馳走してもらったんだー。
「あの、さくらさん。」
「なにー?」
ファミレスから出る前に、小さな紙を渡された。
これを持ってトイレに行ってほしいと。
んでトイレで紙を開いてそのままにしてほしい、と言われる。
よくわからないけどあたしはそれに従った。
トイレに行き、紙を開くとそこには指示が書いてあった。
バッグに入っている下着を身に着けるように、と。
そういえばさっきバッグ貸してって言われてそのままで‥‥‥。
よくわからないが指示に従おうとバッグを開く。
そこには真っ黒のブラセットが入っていた。
取り出してみればなんと、バイブ入りの下着だ。
いやーん、あたし好みな感じじゃん!!
さっそくつけてみた。
固い機械的な箇所がすこしだけひんやりと乳首とクリトリスにあたる。
………
………
これ‥‥‥やばくない?
とにかくあたしはさっさと入り口に戻ろうと決めて、トイレを出た。
「雄太さんお待たせーー」
「遅かったですねー。逃げられたかと思いました」
「この内容はあたしも好きだから、喜んで身に着けたよ!」
「‥‥‥本当ですか?」
「え?」
「本当に身に着けましたか?」
「え、あ、うん。つけたよもちろん」
「では試しましょう!!」
笑顔で何かしらの遠隔操作をして機械をカチッと押した。