とりあえず車を停めようと、とあるホテルに入っていった。
それがどこなのかは見れば
「‥‥‥みゆちゃん顔が真っ赤だね」
「え!?え、いや、そんな‥‥」
「もしかして処女?」
「!!!な!!!!」
「はは、嘘嘘。」
今までの店長とバイトの接し方とか、話し方じゃない。
これは本当の本物の藤田剛さんだ。
そうなんだ。これか‥‥‥エロ話にはオープンだったんだ‥‥‥。
………
………
「部屋はここみたいだね」
「はい、」
カードタイプのキーを差し込んで中に入った。
わりと大き目な部屋で、紫のライトが一番目立っている。
こんなところ、漫画でしか見たことなかった。
まさか本当に、こういうところに来る人間になるとは‥‥‥。
心臓が死んでしまう。こんなにドキドキしてるのはあたしだけ!?
そりゃ剛さんは大人だしいろいろ知ってるだろうけど‥‥‥、
あたし一人が騒いでいるみたいでみっともないかな。
「さーて、まず、おいで、みゆ」
ガン!と頭を殴られた気がした。メンタル的な感じだと。
食らっちゃったよ‥‥‥。
何も物言わずにあたしは剛さんの座るベッドに座った。
「隣じゃなくて、股間の間に来てくれないと困る」
「こま、こま、こま‥‥‥」
「今日だけは‥‥今日はみゆに癒してもらおうかな」
「は、はい!!」
「ここは体育会系でもないからな?」
何も言わずとも、あたしは剛さんのところに座る。
そうすれば濃厚なディープキスをくれたのだった。
「ふ。む‥‥っ」
息継ぎすらさせてくれない。苦しいけど、気持ちいい。
負けじとあたしも舌を絡めて深くかみついた。
ゆっくりと剛さんを押し倒せば、ほほをいきなりつままれた。
「いでゃい(痛い)」
「はは。ほんと、可愛いなぁ。よくみゆを見たらびっくりした。まさかこんなに私服が可愛すぎる子が今までこんなに一生懸命働いてくれてたのかって。そんで正直みゆを雇ってからお客が増えたんだ」
「貢献できて‥‥‥た?」
「うん。ありがとう」
「お礼言うなら身体で、ねっ!!」