そして、舌で彼女の秘部を下から上へ舐め上げたり、割れ目に舌先を入れ込みクネクネと器用に動かしたり、勃起したクリトリスを舌の上で転がしたりして愛撫した。
「あ、ああぁん…」
香菜は陸の頭に手を置き、背中を後ろに仰け反った。
ピチャピチャと陸の涎と香菜の愛液の混ざり合う音がする。
香菜ははじめて味わう快感に喜悦の表情を浮かべて天井を仰いだ。
刺激がすっと消えて、顔を前に戻すと、陸が立ち上がってズボンを下ろしていた。
パンツもおろして、彼の勃起したペニスが香菜のおへそ辺りを指していた。
(お、おっきい…)
「香菜、フェラして」
香菜は机から陸の足元に降りた。
香菜は自分の目の前にある陸のペニスを右手でそっと握ってから、口にそれを含ませた。
しょっぱい味が口に広がる。
香菜は顔を前後させながら、舌も使って、陸のペニスを愛撫した。
今まで見ていたエロ動画のフェラのシーンを思い出しながらやってみたが、はじめての事であまり上手くいかない。
しかし陸の反応は非常に良かった。
彼は顔を顰めて、香菜の口から受ける快感にひどく感じていた。
「あ、イキそう」
香菜は口を離した。
「香菜、挿れよう」
「ゴムは?」
「あ、そうだそうだ」
陸は足首でまとまっていたズボンのポケットからゴムを取り出し、それを急いで装着した。
香菜は哲郎の机に両手を着いて、お尻を陸に差し出すような姿勢を取った。
陸は香菜の腰を掴み、ペニスを彼女の秘部にあてがった。
しかし上手く入らない。
「ここだよ、ここ」
「あ、そうか、あ、ああぁ…」
ペニスが香菜の体に入った。
太く膨張した亀頭が膣を押し広げながら中へ中へ潜り込んでくる。
奥まで入ってきて、2人は暫く、合体した事への凄まじい喜びを噛み締めながら、じっとそのままでいた。
「動かすよ」
「うん」
陸の腰が動いた。
陸のピストンはとても激しかった。
パンパンパンと香菜のお尻と陸の腰の当たる音が教室に響き渡る。
香菜もとうとう我慢できなくなって、大きな喘ぎ声を出した。
ペニスの出入りに刺激を受ける膣から、感じた事のないくらい激しい快感が湧き上がってくる。
喘ぎ声が止まらない。
どんどん陸のピストンが早くなって来る。
「あ、香菜、イク!」
陸の腰が最後に香菜を突き上げると、ペニスが大きく脈を打った。
それと同時に香菜の腰も、鋭い快感に襲われて激しく痙攣する。
2人に激しい運動の後の倦怠が襲う。
不図、廊下から足音が聞こえた。
2人は急いで教卓まで走り、その下に隠れた。
足音は近くなってから、そのまま遠ざかって行った。
「危なかったね」
「うん、そうだね」
2人は笑った。
「ねぇ、陸」
「何?」
「あのさ、いつかまた、しようね、教室で」
2人はまた笑った。