「それじゃ、遠距離恋愛ですね」
酔った頭のまま、俺たちはお互いの気持ちを確かめ合うように唇を重ねる。
自分がこんなに衝動的に動ける人間だとは今までの人生で一度も思ったことはなかったしまさかラブホテルに駆け込むなんて妄想すらしていなかった。
岡島さん…いや、
こんないきなりの展開ながら彼女は優しく俺を受け入れてくれた。
まずは上着、シャツ、それからズボンに靴下にとベッドの脇に脱ぎ捨てた服が放り投げられていく。
全身で感じる彼女の体温はとても心地よくていっそ抱きしめあっているだけでもいいと思えるほどだったが、男というのは上半身と下半身が別の生き物と言われるだけあって無意識の内にもうガチガチになっていた。
一糸まとわぬ姿の佐織の胸に優しく触れた。
キスしながら手のひらにすっぽり収まる可愛らしい大きさの柔らかい胸を揉む。
ふっと吐息を漏らして体を震わせる彼女の顔に目をやると、とろんとした瞳と目があった。
「…恥ずかしい、あんまり見ないで」
佐織は照れたように笑いながら顔をそむける。
その仕草さえ愛おしい。
「…もっと見たい」
彼女の横顔を見つめながら今度は胸の先端に指を這わす。
そっと撫でてやるとすぐに硬く勃起した。
摘んでコリコリと刺激すると顔を赤くして熱っぽい息を漏らす。
普段は知的でクールな岡島さんが、今はこんなにいやらしい顔をして俺の指先から与えられるほんの少しの刺激に敏感に反応して快感に悶えている、そう思うともうたまらず彼女の足に自分の勃起したものを擦りつけた。
ぬるりとしたのは我慢汁だろう…変な汁なすりつけてごめんね
こすりつけるペニスはそのままに、佐織のビンビンに尖った敏感な乳首を口に含む。
「っあ…やん…」
先端をべろりと舌で舐めると鼻にかかった甘い声を上げて体をぴくぴく震わせる。
揉みながら舌でツンツン突いたり、赤ちゃんのようにちゅうちゅう吸ったりと敏感な突起を弄びながら空いた手でもう片方の乳房を揉みしだく。
「んん…っ!はぁ…」
恥ずかしそうに口元を覆い声を殺しているが感じやすいのだろう時折我慢しきれずいやらしい声が漏れる。
そのいやらしくて可愛い声をもっと聞きたくてさらに執拗に乳首を舐めしゃぶる。
「くぅ…ぅうん…」
もじもじと太ももが動いているのに気づいて、そこに手を伸ばした。
茂みの奥に指を滑り込ませるとぬちゃ…と既に溢れ出た豊潤な愛液が糸を引く。
「もうこんなに濡れてる…」
誰に言うでもなく独り言のようにつぶやいて、さらにその奥へ指を沈めた。