マニアック

本屋のトイレで。

恥ずかしい、自分は一体、何をしているんだ――

逃げたくなったまつりの身体を、男が後ろから抱きしめる。

「もちろん、まだ終わりじゃないよ?」

男のペニスが、くいくいとまつりの尻に押し当てられる。

尻の谷間をなぞるようにして上下に動かされ、先端から液を溢れさせながら、ソレはまつりの足の間へとたどり着いた。

男の指で絶頂したばかりのソコは、いまだ口を開き、とろとろと愛液を分泌している。

ペニスの先端が膣口へとあてがわれると、まるではやくしてと言わんばかりにソコはぴとりと吸い付いた。

「は、は……」

期待と、恐れによって、まつりの呼吸が浅くなる。

腹の奥が熱くてたまらない。

はやく太いペニスを挿入されてめちゃくちゃに突き上げられたいと、身体は苦しいほどに疼くのに、ほんのわずかな冷静な頭が、こんなことありえないと叫んでいる。

男の手がまつりの腰骨をしっかりと掴み、まつりの腰が動かされる。

ペニスの先端がずれないような位置と角度で、男の手は、まつりの腰をゆっくりと引き下ろした。

「あっ、あっあっ……」

火傷しそうな程に熱を持ったペニスが、ずぶずぶと肉壁を押し広げながら入ってくる。

それは硬く太く、たまらない快感となってまつりのナカへと沈められた。

逃げることも拒むことも出来ず、ただ男にされるがままに、ペニスによって快感を叩きつけられる。

くち、くち、と水音をたてながらペニスが根本まで挿入されると、まつりの身体は男の上にしっかりと腰を下す体勢になっていた。

柔らかな尻が男の太ももにつけられ、ペニスが限界までまつりのナカへと収められている。

溢れた愛液が男の太ももを濡らし、男の陰毛がまつりの尻をくすぐっていた。

「反省、してる?」

「は、はんせい……?」

「どうしてこうなっちゃったか、忘れちゃった?」

両方の乳首をきゅうと摘ままれ、身体がびくりと震える。

ナカに入ったペニスがその刺激でさらに大きくなり、腹の奥に感じる快感に、まつりは甘く息をもらす。

「わ、わすれてない……」

「じゃあしっかり反省してね?」

くすくす、男の笑い声が耳元で聞こえてくる。

それが脳にひびいて、背筋が甘く震えた。

男の腰がバウンドを始める。

ぬちゅ、と水音が聞こえてきて、それがどうしようもなく興奮してしまった。

「あっ、ああっ……!」

男の腰が動くたびに、ペニスがまつりの腹の深い部分を擦る。

内壁をごりごりと擦り上げながら乳首を愛撫され、上下からの責め立てにまつりの身体は淫らにくねる。

ぱんっぱんっと肉を打つ音がトイレに響き、人が来てしまったら――

それどころか、外にいる人にもその音が聞こえてしまいそうな気がしてくる。

それが急に怖くなり、逃げようと浮いたまつりの腰を、男は掴んで力任せに引き下ろした。

「あ、あーーーっ!」

ペニスの先端がさらに深い部分までズンっと入り込み、その衝撃でまつりの身体が痙攣する。

身体の奥深くで、ペニスの先端が脈を打っているのが伝わってきた。

熱い。

熱くて、気持ちがいい。

まつりの腰が勝手にくねり、クリトリスが男の腹に擦りつけられる。

さらに深くへと入り込むように自分で尻を動かし、男のペニスにずっぷりと貫かれて、まつりは恍惚こうこつの吐息をもらした。

「あ、あっ……いく、いき、そっ……」

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