恋のはじまり

素直になれない私…

「なっ…」

「わりぃ。つーかなんで俺が美世を好きだと思うんだよ」

「え?だって…」

「そんなに俺が気がかり?」

「ぜーんぜん」

「ふーん。じゃぁいいか」

「……なんで美世を呼び捨てに…」

「いいこと教えてやるよ。耳かせ」

言われるがままに耳を傾けるためにブランコから立ち上がって、そして主任に近づいてみた。

そしたらいきなり舐められた。

思い切り身体をはねらせて驚く。

「な!!」

「…やべ」

「主任、いきなり…」

逃げようとするも右手首をつかまれていて動けない。

「おい」

「なんですか?」

「お前さ、彼氏は?」

「いませんけど」

「ならどのくらいセックスしてない?」

「んな!なんてこと聞くんですか!!」

「お前としたい」

「いやです!帰ります!」

しかし逃げれない。

主任も立ち上がって自分にあたしを引き寄せた。

思い切り抱きしめられて耳の裏を丁寧に舐められた。

こんな…数年何もしていないあたしからすれば、かなり気持ちの良いものです。

けど、相手が主任って…なんだろう。

そこまで嫌でもない。

何この気持ちは。

ぴちゃ、くちゅ、と響く音を出されればあたしは感じてしまう。

「っん…」

一向にやめない主任。

あたしはハマりそうなる。

「んぁ…しゅ、に…ん」

「興奮した」

やっと解放されるも、寂しく感じる。

「ここの公園はあまり人来ないから、大丈夫だ」

「なにが!?」

さっそく太ももに指をなぞらせて、舌は徐々に下に下っていく。

エロくて、気持ちよくて、声が我慢できない。

「ぅ…」

「どうしたー?」

「はっ…ぁ、やめて、ください…」

本気ではない。

けど口からそう出てしまうのだ。

それを察しているのか主任はまったくやめる気配すら与えない。

やがて舌が鎖骨にたどり着く。

鎖骨の線に沿って舐め上げられると、目がウルウルしてくる。

もう、だめ、

あたしは主任を求めてる―…。

「おっぱい、舐めてほしい?」

意地悪そうに聞いてくる主任。

けど、突き返せない。

「舐めて…ください」

「いやらしい子だね。そういう子は嫌いじゃないよ」

徐々に胸に近づく。

期待して気持ちを高める。

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