それからあたしの両足を両腕でつかんでひっくり返される。
正常位になって激しく腰を振る鈴木くん。
あたしはもうすでにイキそう。
これでもかってくらい早いピストン運動しているから、耐えられない。
「す、鈴木くん、あたしもう、だ、だめ…っ」
「いいよ。イって。俺ももういく…」
「っ~~~~~~あああぁぁぁあぁん!!!!」
「くっ…」
こうして二人はほぼ同時にイッた。
………
………
………
「起きた?阿部さん」
あたしはあまりの気持ちよさに気絶していたみたい。
「うん、今って何時?」
「今は午後2時」
「…学校!!」
「大丈夫。姉ちゃんが休むって連絡してくれたみたい」
「ありがとー…」
「阿部さん、可愛かった」
「!!」
「…俺さ、阿部さんに一目惚れしてたんだ。嘘じゃない」
「…そ、か。ありがとう」
「これからは友達と入れない分、俺と一緒にいよう。好きだよ、阿部さん」
あたしは嫌な気がしなかった。
だから、一緒にいてくれるなら。
いいかな。
ごめんね陸久。
あたしはきっと、鈴木くんを好きになる。
- FIN -