その時、玄関の前で車が止まる音がした。
「ほら、彼氏さんが来られましたよ」
「あっ。本当ね。私のかっこうは、おかしくない?」
「いつ見ても美人ですよ」
義母は照れたように笑ってから、私に手を振って家を出て行った。
介護部屋では義父が1人寂しく介護ベッドで寝てる。
衰えても、長年積み重ねてきたものは顔から消えないらしい。
義父の顔は傲慢そうだ。
実際傲慢で女好きで、義母はかなり苦労させられたらしい。
皮肉にも枷になるはずの介護が、義母の解放に繋がった。
義母には同年代の恋人がいる。
うるさいだけの長女と長男は実家に近づかないから気づかないし、気立てのいい次女は賛成はしないけど義母の行動に反対しない。
その時玄関のチャイムが鳴った。
出てみると、介護士の篠塚君だった。
篠塚君は私よりも3つほど下で、頼りがいのある優しい青年だ。
元は暴走族だったらしいけど、今は足を洗って介護の仕事を頑張っている。
「もう来てたんですね。お義父様はどんな感じですか?」
篠塚君はニコニコしながら尋ねてくる。
「今は寝てるよ」
「体位は変えました?オムツはどうですか?」
「今来たばかりなのよ」
「そうなんですね」
篠塚君は介護部屋に入ると、いつものように義父に話しかけながら世話をする。
「仕事大変でしょ?」
私が声をかけると、篠塚君は苦笑いした。
「やりがいはありますけど、大変は大変です」
「じゃあ、癒してあげるね」
………
………
………
義母が好意で貸してくれる客間のベッドで、裸で仰向けに寝ている篠塚君のペニスを私は手と口で扱く。
「ン…ん…」
時折漏れる篠塚君の声に、私の体も反応する。
ダルダルの体の湊とは違う引き締まった体で、篠塚君の体に触れる度に私は満たされた気持ちになる。
………
………
彼のお腹辺りにはバイク事故で負った古い傷跡がある。
暴走族時代、バイクごと転倒しただけでなくガードレールを越えて相当な高さから落下しそうになったとか。
「よく助かったなと今でも思います。それがきっかけで暴走族やめたんです。親に泣かれましたし」
と篠塚君は笑いながら言った。
うつ病への嫌味が長すぎです。不快です。前半までただの愚痴でしたし、相手が出るまで時間掛かるし全然エロくありませんでした。相手が元ヤンってところもなんかいまいちでした。