――ごちゅんっ! じゅぼっ! ぐちゅっちゅ
「はは……すげぇ、指が食いちぎられそうだ。こうやって……奥をとんとんノックされるの、期待していたか?」
――こちゅんっ! こちゅんっ! こっこっこっちゅ
「あぁん、あっあっ! あぁんっ!」
最奥を貫き、ちゅこちゅこと優しいピストン……
甘やかすようにゆっくりとされると、ひたすらに気持ちよくて、腰から砕けるような感覚に
けれども、的確に気持ちいい箇所をゆっくりと指摘されるのは……
ずっとお預けされていた膣にはすぐにもどかしいものに変わった。
――ぐちゅぅっ! ごちゅんっ! ぐぬぬ……こちゅっこちゅっ
「あぁっ! ひ、やあん! 奥、どちゅどちゅ、もぉ嫌ぁ……あん!」
ゆっくり優しく、でも最奥を強く押し上げる指ピストン。
このままイかされたら、それは絶対甘イキで、もっともっとエッチな身体になってしまう。
「かちょ……んぁっ! わ、私……あぁんっ、感じすぎて、もぉ、辛いで……あっあっあぁぁああっ!」
イキたくて、でももう甘イキは嫌で。
感じすぎてぐちゃぐちゃになった思考はろくに機能せず、私をこんな風に追い込んだ張本人に助けを求めてしまう。
両腕を伸ばしてハグをねだれば、課長は嬉しそうにうっとりと微笑み、応えてくれた。
………
………
「なぁ……頼みがあるんだが」
「ん……はぁ、なんですか……?」
「
今日何度目かの、言葉を失った。
さんざん人の身体を
笑っていいのか呆れるべきか、迷って、でも私の意志は聞いてくれるんだな、と、なんだか
「ふふ……名前って、今更……」
堪えきれなくて、つい顔を背けて笑ってしまう。
灰島課長は「仕方がないだろう」とちょっとむくれる。
「同意がなければセクハラになるし……思い人の上司ってのは動き辛いんだよ」
「こんなに強引なのに、そういうのは気にしていたんですね」
「限界だったんだよ。……今日の今日までは、我慢していたんだ」
――そう。
本当に私を手名付けたいだけなら、他にもやりようがあっただろうに。
焦らして、無理矢理快楽を呼び出す強引さがあっても、私を気持ちよくさせることを優先してくれる抱き方に愛を感じないわけがない。
「……課長になら、呼んでほしいです」
「ありがとう、美里。あと俺のことも名前で呼んでくれ」
「えぇ……そんな急に……」
「せめて課長はやめてくれ。……まさか名前覚えていないなんてことは」
「それはないです! ……