健治はいきなり私を押し倒すと貪るようなキスをしてきた。
足の間に割り込んだ彼の、はちきれそうなそれが割れ目にあたる。
彼は「いれるよ」と短く言うと返事も聞かずにそれをぐぐ、と私の中へ埋めてきた。
普段よりも硬く大きなそれに僅かな圧迫感を覚える。
「んん…あ、あっ…はぁ、あぁん!」
根本まで深く挿入されたそれがリズミカルに動き始める。
最初からかなり激しく腰を打ち付けられ彼の余裕のなさを感じながら自身も絶頂がすぐ近くに来ていることがわかっていた。
彼の動き一つ一つが私をオーガズムへ追い立てる。
「あぁっ、あ、健治、あぁぁん!私、もうだめ…イく…っ!」
「俺も…ィくっ」
昼下がりのソファで二人力なく重なり、初夏の風に吹かれながら「絵の続きはまた明日だね」と顔を見合わせて笑った。
- FIN -