恋のはじまり

本当は甘えたかったの…素直になれない私…

その声色と頭を撫でる手にドキドキが止まらなくて、体がどんどん熱くなっていく。

気が強くてしっかりしてるフリして本当は甘えたがりだなんて恥ずかしい、と自分で強く抑えて我慢してきた自分の中の幼い甘えん坊がすぐそこまで出てきていた。

「あ、熱くなってきちゃった」

「熱い?じゃあ…脱ごうか。はい、バンザイして」

まるで父親が小さな子供に向けて言うような口調に、私は一瞬で少女に戻ってしまった。

父親しか世界を知らず安心と信頼の全てを彼に委ねる娘の様に私は素直に腕を上げた。

通勤用の大人びたカーディガンもブラウスも全て、彼の手で一枚一枚丁寧に脱がされるその行程はまるでひとつの儀式のようにも感じられる。

伝線しないようそっとストッキングを脱がされ、幼いデザインの下着だけが肌に残る。

「可愛いパンツだね。これって…何だっけ?外国のキャラクターだよね。子供のパンツみたい」

「だって、好きなんだもん」

可愛くデフォルメされた外国のアニメキャラが散りばめられた色気の無い下着を隠すように両手で多いながら、拗ねた子供のような口調で言い返す。

「顔真っ赤だね、可愛い」

彼の言葉に更に赤面して咄嗟に両手で顔を覆う。

自分でもお驚くほど顔が熱い…

「やだぁ、電気けして…」

「いいよ、少しだけ暗くしてあげる」

彼が枕元の装置に手を伸ばすと、部屋がふっと暗くなった。

まだお互いの顔がはっきり見える程度には明るかったが、そのほの暗さは私の緊張や警戒を溶かすには十分だったようだ。

「ねぇ、優しくして?おじさんに甘えさせてぇ」

彼は自分よりずっと上の立場、親会社で役職に着いている人なのに事もあろうか無意識に“おじさん”なんて呼んでしまっていた。普段ならこんな失礼な事を口走るほど迂闊な人間じゃないのに…

「いいよ、ほら、おじさんのお膝に乗ってごらん」

その言葉に私は受け入れて貰えた悦びと安心で体の芯から力が抜けるような感覚に襲われた。

ふにゃんと彼にもたれかかり、彼の手に誘導されるままに足を開いてしまう。

彼の手が太ももから、下着に覆われた大事な所へすすす、と上がってくる

「わ、もう濡れてるね。可愛いパンツが湿ってる」

その言葉に私は咄嗟に両目をきつく閉じて股間を両手で隠す。

「あーあ、こんな可愛いぱんつにシミ作っちゃって。お仕置きしないとダメかなぁ」

お仕置き、という言葉に息が上がる。

「あ、あ…ごめんなさい、許してぇ…」

ぶんぶんと頭を振る私を彼は優しくベッドに押し倒す。

上から釘で打ち付けられたように動けなくなり、濡れたパンツを誤魔化すように僅かに足を擦り合わせていた。

やだぁ、やめてとごねる私の首筋にキスを落としながら彼の手は私の胸をブラの上からまさぐってくる。

下着の中で硬く尖っている乳首に彼の手が触れる度に体がピクンと跳ねた。

「悪い子だね。こんな乳首を固くさせて」

彼の手が私の背中の下にスルリと入り込みブラのホックにかかる。

手慣れたように外されて、私の胸が、まだ直接触られてもいないのにしっかり勃起した乳首が外気に触れた。

「純子ちゃんはしっかり者のお姉さんなのに、Hなおっぱいしてるんだね」

お姉さん、という言葉に今の自分の醜態を思い出したが、その事実にすら興奮してしまっていた。

(子供じゃないのに、こんな…やだぁ恥ずかしいよお)

彼の顔が胸のギリギリ手前まで近づくと熱い息が肌に当たる。

彼は薄く開いた唇から舌を覗かせて意地悪そうに笑った。

「あっ、ダメ!」

ニュル、と舌が触れ、すぐに吸い付くように乳首を唇が包み込む。

「ヒッ!や、あぁん」

彼の舌が私の敏感な乳首をピチャピチャ音を立てて舐める。

その動き一つ一つにビクビク震えながら感じていやらしい声が漏れてしまう。

「恥ずかしいよぉ、そんなに音立てちゃやだぁぁ」

チュッパ、チュッパ、と派手に音を上げて彼は吸っては離しを繰り返す。

下半身が熱くて、パンツが先程よりじっとりと湿っているのがわかった。

「純子ちゃんのおっぱい美味しいねぇ。ね、おじさんも裸になっても良いかな?」

彼がネクタイに指をかけて聞いてくる。

「…スーツのままがいい…」

「やっぱり。裸の純子ちゃんはスーツのおじさんに犯されたいんだね」

私の隠していた性癖を的確な言葉で口に出されてどうしようもなく興奮してしまった。

か弱い小さな女の子が、スーツを着たおじさんにイタズラされてる…そんな妄想を何度したことか。

今まで誰にも話したことは無いけれどずっとされたかった。

「サラリーマンのおじさんにおっぱいにイタズラされて、こんなに濡らしちゃってるんだね、Hな子だなぁ」

「あっやぁあん」

彼はそう言いながらそこに手を伸ばすと中央の湿って色の変わった部分に指を食い込ませてきました。

「あぁんっ!や、やだぁぁそこ…」

「ここ?純子ちゃんはここが好きなのかな?」

「あぁぁぁっ!ちが、ちがうもぉんっ」

指先が起用に下着の薄い布の上から敏感な穴の周囲や突起を撫でてくる。

私は恥ずかしげもなく足を大きく開いてビショビショのそこを隠しもせずビクビク体を跳ねさせた。

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