恋のはじまり

性の勉強

あたしは今日、中学校で気になる授業を受けた。

内容は…性に関してだ。

生理に関しての授業かと思っていたが、なんと今日の授業は性的な内容で中身が濃ゆかった。

AVとまでは言わない内容。

しかしここをこうしてはめて、気持ちよくなって赤ちゃんができる。

要約するとこうらしい。

ん?らしいって表現気になりますか?

だってそれもそのはず。

仲が良い男子が教えてくれたのだ。

男子はすごいな。

いろんな知識あるんだよ。

今度実践してくれるって言ってたなぁ。
………

………
あ、LINEきた。

今言ってた、教えてくれるっている男子の蒼汰そうたくん。

<こんばんはー。今暇なら遊ばねーか?>

暇って…まぁ暇だし、いっか。

<俺んちこいよ>

蒼汰くんとは昔からの付き合いだから自宅もすぐにわかるし、近い。

「よし、いこーっと」

あたしは楽しみにウキウキしながら制服から私服に着替えて、携帯をもって、部屋から出た。

自宅一階にいるお母さんに「蒼汰くんちで遊んでくる!」と言ったら、ごはんを食べてきなさいと言われた。

鍋にたっぷりのおでんがある。

重いけど蒼汰くんの大好物入ってるし、仕方ないか!
………

………
蒼汰くんちのご両親はいつもいない。

お金だけ渡して仕事に専念しているみたいだ。

ひとりでいたくないからか、必ず誰かと予定をいれているんだよね。

今日はあたしと予定をいれてくれた。

よし、ゲームで対戦してなんか賭けちゃうかな!

その方が蒼汰くんも楽だろうし。

あたしはお母さんからおでんを受け取ると、寒い空の中、蒼汰くんちを目指して歩きだした。

………

………

………

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