「ううっんんっ……あぁ、それ、だめえっ……」
身体から力が抜け、机にすがりつくような体勢になってしまう。
男の手が胸元を離れ、Tシャツを元に戻した。
そのまま今度は、ジーンズのボタンが外される。
じじ、とチャックがおろされ――
タイトなジーンズの中に、男の手が滑り込んできた。
きゅうきゅうのジーンズに、男の手がすっぽり入れるような余裕はない。
ぎりぎり指先だけが足の間に触れるような形になり、それが緩くこすこすとそこを撫でた。
熱くなっていたソコを触れられて、ぞぞ、とする。
認めたくないが、気持ちがいい。
クリトリスに指先を当て、軽く手を揺らされて、それだけでイッてしまいたくなる程に……。
「あっ、あっあぁ……」
下着が濡れて、ぴたりと張り付いているのがわかる。
敏感になったクリトリスを指先でこねられると、もうたまらない。
私の腰は勝手に揺れ、男の指に自分の気持ちのいい場所をこすりつけていた。
「ふっ、んんっ、ああ、イ、きそおっ」
「みんなに見られちゃうかもよ?」
「こんなに暗かったら、見えないって言ったじゃんっ……!」
はは、と男が耳元で低く笑う。
だめだ、もうこの男に抗えない。
身体が熱くなって、もう男のモノが欲しくてたまらなくなってしまっていた。
「もっ、とちゃんと、さわってよっ……!」
「ジーンズこのままじゃ無理だよ」
「ううっ、おろすからあっ」
フロアを見回しても、まだまだこの騒ぎが終わる気配はない。
フィーバータイムは一時間ほど延々と続くはずで、だからバレることはない――
私は、ジーンズをお尻の下あたりまでそっと降ろした。
男の手が、すぐに足の間にするりと入り込んでくる。
「いやらしいね、ひとみちゃん?」
「んんっ、はあっ……あんっ」
下着の上から足の間を撫でられて、身体がぞくりとした。
甘い快感が足の間からぶわりと広がって、下着の上からでもぬちゅ、と濡れた感触がする。
男の指はクリトリスのあたりを何度もかりかりとひっかいて、太ももをくすぐった。
「はっ、はあっ」
直接触られたい。
クリトリスだけでイッてしまいそうなほどの快感が沸き起こり、しかし私はもっと熱いモノが欲しくなってしまっていた。
お尻に押し付けられる男のペニスが、熱を持って擦りつけられている。
耐えきれずにペニスに手を伸ばして後ろ手で撫でると、ジーンズの下でそれはびくりと力強く震えた。
上下にこすると、それはますます熱を持って押し返してくる。
男の手が、下着の中に入り込む――ぬるぬるになったソコに、指がつぷりと侵入した。