マニアック

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「あ、っあ、あ、アッ!~~~ッッッ!!!!」

一気に身体が絶頂へと押し上げられ、声にならない悲鳴を上げながら身体が激しく痙攣する。

逃げようにも物理的にがっちりと抱き込まれ、男のペニスに身体の深くまでを串刺しにされたまま、

私の身体はおかしくなるくらいに快感に震えた。

足の先から頭の先まで、余すところなく全てが気持ちよくてたまらない。

「ひっ、ィッ……!っは、ふぅッ、う、はァアッ!」

ペニスが動かなくても、絶頂が波のように緩急をつけて襲ってくる。

息も出来ない法悦に飲み込まれ、次の瞬間に少しだけ緩まる。

安心して息をすると、その動きにまた身体が絶頂する――

私の身体の震えで、机がガタッガタッと揺れている。

震えとともに膣肉もぎゅう、ぎゅう、とペニスを激しく咀嚼して、ただでさえ極太のペニスが脈を打つのが分かった。

それだけでまた、膣肉が震える。

お腹の筋肉がつってしまいそうな位に痙攣して、狂いそうなほどの快感に、ただ飲み込まれる。

周りの音なんてもう何も耳に入らず、ペニスがびく、びく、と震える快感だけに神経が集中した。

「っ、イクッ……!」

強く私の身体を抱きかかえながら、男が低くつぶやく。

快感に染まった低い声にまた背筋がぞくぞくとわななき、身体の深い場所で、スキンに遮られながら熱が迸ったのが分かった。

「ふっ!う、うぅんっ……!ッあ、は、あぁっ……ッ!!」

びくっ、びくっ、と何度にもわけでペニスが動く。

その度に私の身体は反応し、淫らな吐息が漏れてしまった。

ようやくペニスを引き抜かれ、よろよろになった私の身体を男が支える。

膝まで下がっていたデニムとショーツを元に戻されて、ようやく一息つくことが出来た。

周りはまだ盛り上がっていて、おそらく誰にもバレていない――と、思う。

おそらく、だが。

「……あんたさあ……」

私が恨めしい声で言いながら男をにらみつけると、男はへらりと笑った。

セックスが終わって初めて見た男の顔は、いかついが整っている。

たくましい胸板も、筋肉のついた体幹も、こんな出会い方じゃなければくらっときてしまっていたかもしれない。

「こんなことして、バレたらどうしてくれるつもりだったわけ!?」

「ごめんね、ひとみちゃん」

ニコニコと笑う男は、ちっとも反省しているようには見えない。

こんなことをする人間がちっとやそっとじゃ反省するとは思えないけれど……。

「でも、気持ちよかったでしょ?」

「う……」

男に肩を抱かれ、横にぴったりと身体をくっつけられる。

男の体温が、行為を終えたばかりの身体に心地が良く感じてしまう。

男の手がするりと脇腹に周り、耳元でささやかれる。

「よかったら、またしよ」

こんなこと、二度としてたまるか――

頭ではそう思うのに、なぜだか私は男との連絡先交換に応えるべく、スマートフォンをカバンから取り出していた……。

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