彼の手がすっとお尻に回される。
私は何も言わずに小さく頷いた。
玄関でのエッチは確かに興奮すると思う。
ガッついて愛し合ってるような激しさを感じるし誰かが通るんじゃないかってスリルもある。
それから…男のロマン、みたいなものもあるのかもしれない
「あっ…や、ん」
彼の手がネイビーのサマーニットを押し上げると明るい玄関で白いレースのブラが露わになった。
素早くホックを外されて隠すことも出来ないまま胸にキスをされる。
「彩香の胸、柔らかくて好き」
そう言う彼の細くて長い指がふにふにと胸の形を変える。
それを感じながら彼の髪をそっと撫でた。
ちゅ、ちゅ、と満遍なくキスしながら優しく揉みしだかれ熱い息が漏れた。
「感じてるね、もう硬くなってる」
「や、はぁ…ぁ、んん…」
興奮で固くなった乳首をコリコリと刺激されると無意識に腰が揺れる。
下半身が熱い。
彼は胸の先端をピチャピチャ音をたてて舌で転がす。
その恥ずかしい音で更に体が火照った。
再び花柄のミニスカートの中に彼の手が入る。
ショーツを一気に膝まで下ろされると発情していることを示す生々しい匂いがそこから昇ってきた。
「凄いね、やらしい匂いがしてる」
「やだっ、恥ずかしい…」
「抑えないで、スカート持ってて」