「はぁぁ…んんんん、んんっ」
貝肉は性感帯に受けた刺激に連動してグンッと指を包み込む様に収斂した。
そして腰がキュンと痙攣した。
優希は絶頂に瀕して、しかしこれで終わる程、脆弱ではない。
媚薬は未だに優希の体を支配している。
足元にあるディルドを拾い上げ、それの先端を秘部に押し当てた。
彼の大きな体が優希の乳房に触れる。
彼は自身の大きな体を優希の方に傾けて、片方の手を彼女の腰より向こうに伸ばして、それを支えた。
唾液でよく濡れたディルドは、優希の秘肉をかき混ぜる様に愛撫している。
「もう、入れて良いよ…」
ディルドは左右の襞をかき分けて割れ目を愛撫していた。
そして、それは秘腔の遥か上に突出しているクリトリスを刺激し始める。
「あああんっ、んああ」
優希の秘部に、もどかしさと気持ち良さが交錯して襲いかかる。
しかも非常に敏感になっていた。
もう挿れて、いや、挿れるよ。
ディルドは秘腔にゆっくりと入り込む。
暗闇の中で幾重にも重なって待ち受ける秘肉を、押し広げて奥に侵入して来る。
侵入とはおかしな表現であるが、しかし何となく優希の心持ちには、侵入という言葉が合っていた。
彼のフサフサと生い茂る陰毛が、優希の股間に触れる。
優希はディルドを激しく前後させた。
秘肉はディルドに擦れて、肉汁をドバドバと分泌させる。
その肉汁が潤滑油となってディルドを包み込み、より滑らかにピストンを促進させる。
下腹に淡い快感がモヤモヤと漂っている。
そのもどかしい、痛みの様な刺激に優希は眉間に皺を寄せていた。
熱い声が喉から漏れ出す。
彼の吐息が胸元に触れて、温かい。
「ああぁん、んんんん、イ、イク!」
優希の体は、グワンとうねって、それから腰がヒクヒクと余震に揺れた。
優希は二度目の絶頂に到達して、その途端に全身が稲妻に打たれた。
疲労の為に優希の息遣いは荒くなって、乳房が上下に揺れる。
ディルドを秘部から抜く際、敏感になった秘肉がキンキンと痛かった。
体液で汚れたディルドを、そのままベッドの上に捨てる様に置いて、汗と媚薬で濡れた体を仰向けに倒した。
そして目を瞑り、寝てしまった。
スマホはそんな優希を、真面目に録画している。