不倫・禁断の恋

平凡主婦の追っかけ性活

偶然出会ったあるミュージシャンに一目惚れ

そのように思いながら、家事の合間にネットサーフィンをしていたある日のこと。

偶然、動画配信サイトで日本人のジャズトランペッターの第一人者である木島昌大のライブの模様を見つけた。

演奏するダンディーな61歳の中年男性に雷に打たれるような衝撃を受けたのです。

所謂、一目惚れというものである。

一瞬で私は抱かれたい、とそう思ったのです。

木島さんはアメリカで10年間修行し、25年前に大ブレークした。

確かテレビのCMで彼の曲が起用されたのがきっかけだったと思う。

草原を颯爽と走るサラブレッドのバックで流れ、アメリカ仕込のテクニックと軽快なトランペットが話題となり、大ヒットしたというわけだ。

加えて、これまでのジャズのイメージを覆すスタイルの曲を作る才能と容姿、そして、話し上手で明るいキャラクターが人気となり、一躍スターとなったのです。

同時にモデル、女優、歌手、ファンと流した浮世の数が多いのも有名だった。

その頃、私は中学生だったので、他のアイドルに夢中になり、テレビやラジオで毎日流れる木島さんの曲にはさほど興味がなかった。

25年たった今でも、彼のジャズトランペットがよくわからないし、今までクラシックばかりだった私は興味も湧かない。

私はただただ木島さんの体が無性に欲しかった。

彼に出会って以降、私は毎晩のように布団の中で彼に抱かれる妄想をしながら、オナニーにふけっていたのです。

見たことがない木島さんの体、性器を想像するだけで下半身が熱くなってくる。

彼のペニスは大きさ、長さ、硬さはどうだろうか?

そのようなことを思い浮かべながら、いつもオナニーをしていたけど、木島さんは結局私好みのテクニックでイカしてくれるのです。

トランペットのマウスピースを咥えている唇で、私の乳首を舐めて、左手の親指と人差し指で乳首をつまみ、硬くなるまで揉む。

その指はやがて下に行き、彼が私のクリトリスを弄るのを妄想しながら、右手で自分のクリトリスを弄るのです。

そして、リズムに合った動きとがっしりとした腰で激しく突かれ、乱れてしまう自分。

その妄想に合わせて、私は愛液でじっとりと濡れた膣の中に中指と薬指を入れて出し入れした。

演奏のクライマックスで仰け反る姿は、私の子宮に精子をぶちまける瞬間だ。

指の動きが激しくなる。

「ぁうっ・・・」

私は旦那が眠る布団の中で一人絶頂したのです。

あぁ・・・、木島さんのペニスでイキたい・・・。

次第にオナニーでは満足できなくなり、私はとうとう行動を開始するのである。

そう、ついに私はグルーピーと呼ばれる追っかけになったのです。

追っかけという意味があるグルーピーとは、もともと音楽のバンドマンと寝たがる女のことを指し、私はこの本来の意味を実践しようとしたのだ。

最近、ご近所の主婦仲間の間で流行っている菌活というものがある。

菌活とはヨーグルトなどを食べて腸内環境をきれいにすることで、美容や健康に良いとされる生活習慣を取り入れること。

この菌活ではないが、木島さんの追っかけになることで、いつか彼に抱かれたいという願望を叶えるための性の活動、つまり、“性活”に励もうと決意したのです。

さあ、追っかけ性活の始まりだ。

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