それ以来、度々パパの裸体を想像せずにはいられなかった。
私が最後にパパと一緒にお風呂に入ったのは、恐らく小学4年生の時だったと思う。
………
「希!大丈夫か?」
私は慌てて頷いた。
私は一人、自分の世界に入ってしまっていたらしい。
パパは私が頷くのを見ると、ベッドに手を当てて、俯き、眉間にシワを寄せて何か思案していた。
不意にパパは壁に向かって、思いっ切りタックルした。
跳ね返されて、再びタックルする。
又跳ね返されても、諦めずに突進する。
5、6回そんな事を繰り返してみて、しかし壁には傷一つ付いていなかった。
パパは必死に壁を、拳で叩き出した。
音だけが響くだけで、何も成果が出ない。
パパが手を痛そうにしている。
「大丈夫?」
「うん、大丈夫だ」
パパは再び壁にタックルしだした。
ぜぇぜぇ肩で息をしている。
私は不意に、こんな事を言ってしまった。
「ねぇ、パパ、私、良いよ。パパとエッチしても」
これを聞いて、パパは鬼の形相でこちらをギロッと見て、
「馬鹿な事を言うな!俺はお前をそんな風に育てた覚えはないぞ!」
そして全く無表情の壁を睨んで、再び突進して行った。
しかしどんだけやっても結果は同じで、とうとうパパも諦めて、その場に座り込んでしまった。
………
………
私はあんな風に怒られたのに、それでもまだ変な想像をしていた。
私の小さな膣に、パパの大きなペニスが入り込む。そしてパパが私の子宮を容赦なく突き上げ、絶頂に達した時、パパの濃密な精液が私のお腹の上に放出される。
それは石油の上を燃え盛る炎のように、熱いのだ。