ローターのようにナカから刺激されるのだろう、と想像して、ボタンを押した瞬間、「ああっ!」と真由美の口から嬌声が溢れた。
バイブは力強く動き、真由美のナカをトンっと突き上げるように動いた。
次の瞬間には少し浅いところまで先端が動き、また奥へと進んでナカを突き上げる。
ピストンバイブと言われるそのバイブは、まるで本当にセックスしているかのような感覚を真由美に与えた。
ウィーン、ウィーンと音がするたびに、太い異物が身体の奥を突き上げる。
力強い動きで敏感な場所をゴリゴリと押し上げながら引き抜かれ、また力強く穿たれる。
それが絶妙のスピードで繰り返されるものだから、真由美は堪え切れずに身体をくねらせ、シーツをぎゅっとつかんだ。
それでも、ナカを突き上げる動きは変わらない。
それどころか体勢が変わったせいで当たる位置が変わり、余計に強い快感が身体中に駆け巡る。
「あううっ、はっあっ!ああっ、んっふぅっ!あっあっ!」
逃げるように腰を引いても、バイブは執拗に着いてくる。
気持ちのいい箇所を何度も突き上げられて、身体はどんどん絶頂へと近づいていた。
溢れだした愛液がバイブを濡らし、動くたびににちゅっにちゅっと水音が聞こえてくる。
「あっ、きもちいっ、きもちいいっ……!」
力強くピストン運動をするバイブに夢中になった真由美は、さらに深くまで入るように手でバイブを固定し、腰をくねらせながら突き上げる度に身体を震わせた。
更に強くしたら、どうなってしまうのだろう――
快感でぼーっとした頭で、そんな思いがよぎる。
今でさえおかしくなるほど気持ちが良いのに、もっと激しくナカを突き上げられたら――期待に腹の奥が熱くなり、真由美の手はボタンをもう一度、押してしまった。
その瞬間、バイブはまたしても真由美が想像していたのとは違う動きをし始める。
大きなピストン運動をしていたバイブが、今度は深くまで入り込んだ状態で小刻みにトンットンッと奥を揺らし始めたのだ。
「アッあっぁつぁっあっあぁっ……!」
奥をトントントン、と早いスピードで軽く小突かれると、もう何も考えられない。
身体の奥深くから湧き上がる快感に飲み込まれて、真由美の身体は快感にぶるぶると震えた。
奥の気持ちのいい場所を、こんなにもピンポイントに、しかも丁度いい強さで突かれたことは無い。
こんな快感が存在するのかと驚いてしまうほどの快感が身体に送り込まれて、真由美の身体は今までにないほど深い絶頂へと飲み込まれた。
内壁がぶるぶると収縮し、バイブを強く包み込む。
そのせいで余計にバイブを意識し、敏感な箇所がより強く押し上げられるような感覚に襲われる。
小刻みにバイブが突き上げる度にさらに深い絶頂へと持ち上げられ、バイブの動きに身体を支配されてしまったようになって、真由美はただ嬌声を上げ続けた。
シーツの上で身体がくねり、全身から汗が吹き出している。
おかしくなってしまいそうな絶頂に身体が痙攣し、腰ががくがくと震えた。
全身に力が入り、身体が絶頂を味わい尽くし――脱力すると同時に、バイブも抜け落ちてシーツへと転がった。
「はっ、は、は……」
強すぎる絶頂に呆然とした真由美は、そのままベッドの上でしばらく脱力したまま動けなかった。
………
………
………
「いかがでしたか?」
そのあとはぐちゃぐちゃにしたシーツを整え、服を直していると時間終了のベルが鳴った。
用紙を渡され、モニターとしての報告を記入する。恥ずかしくないと言えばウソにはなるが、もう今更かと思って正直に書いた。
その紙を眺めた係の女性は、にこりと笑う。
「もう少し時間ってありますか?もしよろしければ……もう一つ、試していただきたいものがあるのですが」
「え?それって……」