「もちろん、モニター代としてお支払いさせていただきます。今回しっかりモニターをしていただきましたので、もしよろしければ、ということでのご依頼となります。次のものは少し大がかりになりますので、モニター代は一時間で5万円になりますがいかがでしょうか」
「えっ、やります!」
1時間で5万円もらえるなら、今日だけでも随分の金額になる。
それに……先ほど使ってみて、もっと体験したい、と思ってしまっていたのも事実だった。
「ありがとうございます、では、こちらの部屋にお願いします」
女性に連れられて、別の部屋へと移動する。
来たときには気が付かなかったが、オフィスにはもう一部屋、別に部屋があったようだ。
中に入ると、同じようにベッドと、それからまるで病院のように機械がいくつも置いてあった。
「こちらは一般的なアダルトグッズというよりは、身体の開発を目的としたグッズとして作っているものです。先ほどの結果を見ますと、お客様は敏感に反応されるほうかと思いますので……記録を取らせていただきたいと思います」
「あ、はい……」
そう言われると、急に羞恥心が押し寄せてくる。
そんな真由美のことは気にせず、女性は機械の準備を始めていた。
女性に促され、ベッドへと横たわる。
まるで心電図のように身体にパットを張り付けられた。
心電図と違うのは、それが胸の先端にぴたりとつけられたことだ。
そして、先ほど使ったものと同じような形のバイブが、脚の間へと近づけられる。
ボタンはついておらず、バイブは別の機械につながれていた。
そちらの画面で動きを調節するようだ。
さすがに女性にされるのは恥ずかしく、真由美は女性に見えないようにタオルケットをかぶり、自分でバイブを挿入した。
さらに小さなクリップのような物を渡される。
「クリトリスに当たるように固定していただけますか?」
まるで性的な雰囲気を感じさせない口調で言われ、真由美は言われた通りにそのクリップのようなものをクリトリスに当たるようにして固定した。
おそらく女性は慣れているのだろう、恥ずかしがる必要なんて無いのかもしれない。
全ての機械を装着し終わると、女性はベッドから少し離れた椅子へと腰かけた。
手には記録用のファイルと、バイブにつながるリモコンのような機械、それから真由美には何かわからないが、調節する機械のようなものを持っている。
「では――、始めますね。お客様は何もしていただくことはありません。絶頂する時だけご申告をお願いします」
「は、はい……」
さすがにそれは恥ずかしくないだろうか……モニターとは言え、そんなことが出来るだろうか……不安になった真由美だったが、それも一瞬だった。
「では、スタート」
女性がそう言って機械を弄った瞬間、ピリッと胸に不思議な感覚が走る。
電流を流されているような感じもないのに、乳首がぴくっと反応した。
「あ、え……?」
何が起こっているのか、理解する前に乳首に快感が走る。
きゅう、と乳首がとがり、敏感になる。そこに快感が流れ込み、その刺激に真由美は声を上げた。
「えっ、は、なにこれえっ……」
直接触られるのとも違う、正体のつかめない快感が勢いよく流れ込んでくる。
とろけてしまいそうな快感は乳首から下腹まで流れ、腹の奥が疼いた。
快感が下腹へとたまり、バイブが挿入されているナカがじわじわと反応する。
女性は真由美の反応を確認しながら、機械をさらに操作した。
「あっ、は、あ、あ、あ、っ!だ、めっこれっ……!」