マニアック

ただ皆で鍋をしていただけなのに…

「穂香ちゃん、気持ち良い?」

「うん、気持ち良いよ」

鏡の前に座った私の後ろから、龍之介が、結愛のシャンプーを勝手に使って、優しくマッサージする様に私の頭を洗っている。

鏡が完全に曇ってしまうと、私達はそれぞれの体に付着した泡を、お湯で洗い合っていた。

「穂香ちゃん」

「穂香で良いよ、龍之介君」

「俺も龍之介で良いよ」

私達はそれぞれの名前を試しに呼び捨てで呼んでみると、恥ずかしくなって微笑み合い、濡れた体を重ねてキスをした。

互いの体から、フルーティーなボディソープの匂いがした。

「穂香、鏡の前に座って」

私は言われた通りに、曇った鏡に背中をくっつけて、僅かに張り出された隙間にお尻を乗せた。

すると、彼は私の脚をグイッと両方に開いて持ち上げたので、バランスを保つ為私は両手をついた。

彼はしゃがみこんで、私の淫らな口と同じ目線でそれの開かれたのを見ていた。

「綺麗だね、穂香のまんこ…結愛よりも、綺麗だよ」

「いやだ、恥ずかしいから」

「脱毛でもしてるの、こんなにツルツルだけど」

そう言って彼は私の唇を人差し指と中指で器用に開いて、情欲の喉ちんこをあらわにした。

そしてもう片方の指でそれを触った。

私は微かに腰を震わせて、んんっという声を漏らしてしまった。

「可愛いね、穂香。ここ、気持ち良いんだ?」

「う、うん…」

彼は優しい微笑を浮かべると、指先で喉ちんこをカリカリと引掻き、段々とその動きを早くした。

「ん、んんんっ!」

快感が、ジワジワと全身に広がる。

私は気持ち良くて、背を反らして天井を仰いぎ、腰をクネクネと動かした。

不意に彼の長い指が、私の淫らな口の中に入って来た。

「あああん…」

「穂香の中、あったかい…」

彼の指が付け根まで入り込むと、涎のポチャポチャという音を響かせてピストンさせた。

私はもうどうにかなりそうになって、理性が吹っ飛ぶ様な錯覚に襲われて、必死に喘いでいた。

どんな声だったのだろう…彼の指を吸引していた私の口が、瞬間、グッと収斂した。

そして、腰が激しく痙攣し波打ち、肉体が盛大な花火の様に爆発する幻想と共に快楽が全身に広がるのを感じた。

「手マンでこんなにイッちゃっう人、はじめてだよ」

「んんんっ、だって、気持ち良かったんだもの…」

「でもまだ前戯は終わりじゃないよ」

そう言って彼は、ヒクヒクして息を弾ませている淫らな口に、キスをして、舌を割れ目に入れ込み、そこから溢れ出る涎を音をたてて啜った。

「あん、はあぁぁんっ!…だ、ダメ!んん!」

彼は私の太腿をグッと持ち上げ、自分の顔を挟んで、高い鼻を私の下腹部にグイグイと押し付けた。

私は彼の舌に感じつつ、先程の凄まじく威力の強い絶頂を経験してしまって、何だか体が怠く、気持ち悪くなっていた。

しかし彼は遠慮する事なく、私の気持ち良い所を執拗に刺激している。

ー気持ち良い…気持ち良いんだけどさ…

漸く彼の超ディープキスが終わって、彼は立ち上がると、いやらしく舌なめずりをして私を見下ろした。

私の足元には、彼の勃起した、立派なキャンディーが僅かに反りを打ってこちらを見つめている。

「皆の所に行こうか」

彼はそう言って私を、先程の時と同じ様に誘導してお風呂場を出て、朧気な頭のまま全裸で、皆の居る部屋に入った。

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