いや、もちろん勉強もしていた。
しかし、自分の体の奥で沸き立つ性欲に、とうとう負けてしまったのだ。
そんな事まで書かないといけないのかな?
別にそれは…。
でも、そんなルールを勝手に作ったりしたら、結局いつかは自分の三日坊主を肯定するルールを無意識に作り、サボるに違いない。
そんなのは、既に2つ目のルールで十分だ。
それに、何を恥ずかしがる事があるのだろう。
これは私の日記よ。
誰かに見せるわけではない。
自分だけのもの。
なら何を書いたって良いじゃない!
誰かの悪口や文句だって構わないんだから!
私はノートの上に転がっていたシャープペンを手に取り、書き始めた。
まず先程放棄した起きた時間を、何となく推測して書き加えた。
、昨日見たドラマの濡れ場シーンを思い出して、主演のK君に優しく抱かれる妄想をしながら、ゴロゴロしていた。
妄想なのに、非常に楽しかった。
幸せな感じだった。
K君は、私に軽くキスをする。
私も悪戯な笑みを浮かべてキスをすると、二人照れ笑いしながら抱き合った。
K君は私の頭の下に腕を伸ばして、腕枕をしてくれた。
私は遠慮なくK君の胸元に顔を埋める。
温かい。
しかし温かいのは、布団であった。
それでも私は暫く錯覚状態のまま、自分の細い腕をK君の首に回した。
すると彼は
私は急いで消しゴムで<彼>の字を消した。