「いく、い、ぎっ!い、イぐぅ」
「ふふ、こっちの穴も気に入ったみたいで何よりです。由唯ちゃんは昔から好き嫌いしないイイコでしたもんねぇ」
感慨深げにそう言いながら、聡志がきゅっとクリトリスを摘んだ。
声も出せないほどの絶頂感が私を襲い、視界が蛍光ピンクに瞬く。
「イイコ、イイコ、って頭を撫でると、幼い頃から、君は恥ずかしいのかすぐに頭を引っ込めてしまいましたよね。今日は、ふふ、僕の手に自分から擦りつけてきてる」
「ひィ゛ぁ゛、あ、あ??!クリがぁ、き、もち、だめぇ゛っ」
「もっと撫でて欲しい?いつになく今日は素直で、僕は嬉しいですよ由唯ちゃん」
聡志は笑みを含んだ声音でそう言い、指の腹で円く転がすようにしてクリトリスを弄った。
ぷっくり膨らんでしまった秘芽からの快楽は
三箇所が別々に、同時に絶頂しているような錯覚。
「や゛ァ゛ッ!い゛ぐのやら゛っ!も゛、ッ……イ゛クのぃ゛や゛ァッ゛ッ゛……!!ま、ァ゛ッ、イ゛ク゛ぅう゛ぅ゛~~ッッ」
「ひっどい顔して。ほんと可愛いですね、由唯ちゃん」
「っぉ゙、ひぃ゙ッ!?」
「ま、って、ぇ……っ!いまイった、からぁ゛、出さ、ない、れ――――ッ゛ッ゛オ゛」
何度目かも分からない中出しに、パブロフの犬みたいに簡単にイかされる。
「イぐの、とま゛んにゃ゛ぁ゛、ッィ゛ッ……やぇて……やぇてぇぇ゛……」
子宮がきゅうきゅうと収縮し、甘え媚びて精液を
私はもはや、彼――恐怖感すら持っていた幼馴染に、完全に屈服していた。
心拍数が異常なほど上がり、脂汗が吹き出してくる。
酸欠気味で頭がぼんやりとする。
――ああ、またイきすぎてブラックアウトしちゃう。
そう思ったと同時に、私は意識を手放した。
………
………
………
私が聡志の部屋に引きずり込まれてから、今日で二週間になる。
監禁されて無理やり犯される毎日は、私から正常な判断能力を奪っていった。
彼氏の不自然な事故も、部屋中に貼られた私の写真も、怖かった幼馴染も、今はもう気にならない。
「由唯、どうしたの?ぼーっとして」
「聡志……」
ふかふかのホットケーキを山のように積み上げた皿を運びながら、聡志が心配そうに首を傾げた。
バターに蜂蜜、ホイップクリーム、たくさんの果物。
私好みに可愛らしく飾り付けられたホットケーキを見やりながら、私はゆるゆると首を左右に振る。
「なにか欲しい物があったら言ってね?なんでも買ってくるからさ」
「うん」
ホットケーキを切り分け、ゆっくりと口に含む。
ホイップクリームの下の苦い焦げには気が付かないふりをした。
「美味しい?好き?」
「うん」
だって、もうそれしか逃げ道は残されていないから。