「……続き、して欲しいな」
熊のような
「健君が欲しいの……全部、ちょうだい?」
肩に腕を回し、キスを深くする。
ーーはむっ……ちゅっ……ちゅぅ、ちゅっちゅ……
唇をはみ、角度を変え、舌を絡め、甘えるように歯を立てる。
そういえば、あんなに激しく愛撫されていたのに、キスは初めてだった。
夢中になって唇を重ねると、遠慮がちだった健君の舌は私の口内で歯列をなぞり、じゅうっと舌を吸う。そして
「……挿れるよ」
服を脱ぎ、くつろげたそこから腹筋に届きそうな剛直を取り出した。
くちゅうっとぬかるみにあてがわれ、一気に最奥へと突き進んでくる!
「ひあぁあっ! やぁっおっきぃっ!」
言葉で
人の身体の一部と思えないほど硬いそれはごちゅんごちゅんと
ーーぐぢゅっ! ぢゅぼっぢゅぼっ!
「はぁんっ、んぁっ! あん! ナカ、すごいのぉっ」
ぱんっぱんっ、と肉がぶつかり合い、
「あっ、くぅ……冬華ねぇちゃん……っ! すげぇ、気持ちぃ……! くそ、気ぃ抜いたら、イかされる……っ!」
「あん、あぁ……いいよ、んっ! 健君が、一番気持ち良くなれること、しよ?」
健君の腰に足を回し、きゅっと身体をくっつけてキスをする。
「あー! もう! かわいすぎ! そんなことされたら優しくできねぇよ!」
私の右足を抱き込み、角度を変えて、今度はGスポットを目がけて抉る様に激しく腰をふる。
「ひ、ああああん!」
しかももう片方の手でクリトリスに親指を這わし、こりゅんこりゅんと潰してきた。
「だめぇ! 両方はぁ!」
予期せぬ刺激に、何の心の準備もできないまま、声も出せずにイってしまう。
「……っ! んぅ……っひっひぁ!」
待って、とも、止まって、とも言えないまま、絶頂の最中もごちゅごちゅと肉棒は暴れ回り、ついには最奥の子宮口をどちゅん!っと責めてきた。
「あ……あっ……あぅ……っ!」
そのまましばらく揺さぶられ、一際激しく奥を突かれたところで健君がゴム越しに射精したのを感じる。
同時に、私は再び潮吹きをしてしまったようで……意識はほとんど飛んでいた。
互いの荒い息を潜めるのには結構な時間がかかった気がする。
「こんなの……ずるいよぉ」
「え? 何が?」
「都合のいい男になるなんて言っておいて……こんなエッチしちゃったら、もう他の人となんてできるわけないじゃん」
私の抗議に健君は勝ち誇ったように笑った。そして
「冬華、誕生日おめでとう。俺のこと、貰ってくれる?」
照れ臭そうに笑った彼の胸に、私は迷わず飛び込んだ。