「はぁ……ぁ……う……な、なんで……」
大きな快楽の波に飲まれる瞬間に、突然放置されてしまった。
「ん?なんか指で勝手にえっちされている気分だったから」
先生は私の愛液でべとべとの指を眼前に持ってくる。
「気付いてた?俺、途中か指動かしていないよ?花ちゃん、自分で腰ふってイイところに当てて、気持ちよさそうにしてたね」
「そ、そんな……っ!」
「花ちゃんの感じまくっているところをいじめるのももちろん楽しいんだけれどさ、俺は俺で限界かも」
先生は私の手を取ると、固く反り返るそれの元へ誘う。
「俺にも触って欲しいかな」
少し恥ずかしそうにするのがかわいくて、思わずきゅんとしてしまった。
「せ、先生も、脱いでください」
私は髪を軽く後ろへ流すと、先生のそれへと顔を近づけようとした。その瞬間、肩をがっと掴まれて引き離される。
「いや、舐めるのはシャワー浴びてからにしよう!」
一瞬、ぽかんとしてしまった。
そして
「はああああ?そっちは私にシャワーなんて浴びせる余裕与えなかったくせに!」
思わず叫んでしまった。
「いやいやいや、俺と花ちゃんじゃ違うんだって。よし、いっしょにお風呂行こう。それで万事解決!」
もうツッコむのも面倒なので言われるがまま移動する。
頭からシャワーを浴びると、否が応でも冷静な部分が戻ってきてしまい、キスやハグをされながらぐるぐると思考が頭で渦巻く。
一方で、冷えた頭とは対照的に体は火照ったままだ。
イク寸前で止められた疼きも相まって、とにかく気持ちよくなりたいの一心で……。
「花ちゃん、すぐ挿れてほしいんだ?すっげぇえっちな顔してる」
先生の意地悪な挑発に、皮肉の一つも返せない。
「……ほしい、です。先生の、これ……」
私はボディソープを掌に広げると、先生の肉棒を優しく包んだ。
根本から優しく先端に向けてにゅるにゅると滑らせていく。
途中、くびれた箇所をくすぐると先生が眉間にしわを寄せた。
「……はー……早くされたらイっちゃうかも」
きもちいいと言ってくれたことがうれしくて、私はキスをねだり、唇を重ねる。
今度は自分から先生の唇をはんで、ちゅうっと吸いながら手の動きは早くした。
しゅっしゅっと先端で手をすぼめてこちゅこちゅと小刻みに撫でると先生がぐっと喉を鳴らした。
「まだ、待ってくださいね」
私はお返しとばかりに手を放す。
シャワーでそこをきれいに流し、ソープをぬぐうと、膝をついてぺろりと舐めた。
「……まじで?」
驚いているわりにはリアクションが薄かったので視線を上げると、その眼は明らかに期待で輝いている。
「して、ほしいでしょ?」
私はわざと幹の部分に唇を這わす。
びくっと震える姿がかわいくて、ゆっくりと舌を滑らせた。
「だって、私、先生のご褒美ですし」
本当は恥ずかしかったけれど、やられっぱなしは性に合わない。
口に収まりきるわけもないそれを含み、手も一緒に唾液で滑らせながらじゅうっ!と吸い上げる。
「くっ……はぁ、あー……視覚的にもさいこ……」
いい子いいこ子と撫でられると、ちょっと癪だけれど悪い気分じゃない。
先端はきつく吸い上げ、それ以外は優しく包み込むように舌を滑らせる。
間違いなくグロテスクな形状だけれど、筋の裏やつるりとした鬼頭の感触は、反応がダイレクトに伝わるので責めるのも楽しい。
やがて脈打つ間隔が速くなり、太さが増す。
「はっ……イク……!」
先生は私の顔を避けようとしてくれたけれど、私はそれに逆らって口内で受け止めた。
びくんびくんと大きく脈打ちながら注がれるそれは、ねっとりと熱く、独特の匂いがする。
頃合いを見計らって口を放し、それは掌に出した。