「あ、王様俺だ、じゃあさっきの仕返しで……1番が3番の膝の上に載って、30秒上下にバウンドで!」
その命令はつまり、対面座位での挿入の体勢をとれ、というものだ。
「それもうセックスじゃね?」
「服着てるからセーフっしょ!」
自分の番号じゃないメンバーははしゃぎながらも、該当のメンバーに視線を送る。
1番が凛花で、3番がシオヤだった。
「はい、凛花ちゃんどーぞ」
「失礼します……」
凛花は命令通り、胡坐をかいているシオヤに恐る恐るまたがり、対面する。
下半身がぴたりとくっつき、シオヤの手が凛花を抱き寄せる。
「じゃあ動きまーす♪」
口調はふざけているが、動きはまさにセックスそのものだった。
ゆさゆさと下から突き上げられ、凛花の身体も揺れる。
スキニージーンズをはいている凛花に、動きはダイレクトに伝わってきた。
「っ……ふっ……」
衣服の上からでも、シオヤの性器が感じられる。
それは硬くなっていて、突き上げられる度に肉棒が互いの衣服を隔てて身体を刺激した。
無意識に腰がくねり、身体をシオヤにこすりつけてしまう。
「はい、30秒終了~!」
その声で二人は身体を離したが、お互いに高まっていることはわかっていた。
次の王様になったシオヤがした命令に、周りはきゃあきゃあ言いながらも乗り気だった。
「あっ、俺王様!じゃあ次は……仕返しだからな!
2番と3番でー……男子が女子の胸をもんで、女子が男子のアソコを撫でる!」
「えー、そんな命令の仕方あり?」
「普通にありだろー!」
クスクス笑いながらも、場の雰囲気はどんどん性的になっていく。
2番はきよみ、3番は伊織だった。
「また伊織くんだねっ!」
先ほど伊織に、頬にキスをされたきよみが嬉しそうに伊織の元へ近づいていく。
4人に見られながら、きよみの手が伊織のジーンズをゆっくりと撫で始めた。
脚の間をきよみの掌が円を描くように撫で、伊織の手がきよみの胸をもみ始める。
「ん、は……っ」
きよみが小さく声を上げ、うっとりと瞳を閉じた。
きよみに撫でられている伊織の股間は盛り上がり、きよみの手の動きも速くなっていく。
胸をもんでいた手は、次第に胸の頂を擦り始めた。
「王様の命令って……生でってこと……?」
伊織がチラリとシオヤに視線を向ける。
シオヤは笑いながら、手で先を促すようなそぶりを見せた。
「命令なら、仕方ないよねっ……」
きよみが嬉しそうにそうつぶやき、伊織のジーンズのチャックを下す。
きよみのワンピースの襟元から伊織の手が入り込み、ブラジャーをずらして直に揉み始めた。
「あっ、あっ……」
伊織の指先が乳首をつまみ、ピンとはじくときよみが甘い声をあげる。
きよみは下着から伊織のペニスを取り出し、勃起したペニスを上下に扱き始めた。
「……じゃあ二人が盛り上がってるから、俺らで続きやるか」
「やろやろ!」
見ていた4人も我慢できなくなり、4人で王様ゲームは再開される。