杏奈は特に抵抗する事なく目を閉じ、
彼はそんな杏奈をベッドの上に倒し、上から覆い被さる。
杏奈は、相変わらず上達しない圭太のキスに心の中で呆れつつ、じっと体を強張らせていた。
俳優の真似でもしているのか、圭太は顔を上げると、ニコッと微笑を浮かべて、右手で杏奈の頬を軽く擦った。
杏奈は何とか力を振り絞って、微笑んでみせたが、内心は直ぐにここから逃げ出したいと思っていた。
圭太は杏奈のぎこちない作り笑いに、全く違和感を抱かずに、それどころか満足しきったように、笑みを浮かべて、彼女の胸を揉み始めた。
彼はAV男優のやるような、杏奈の胸を
杏奈は天井を見つめたまま、暫く乳房の痛みに耐えていた。
喘ぎ声を出す気力もない。
圭太は相変わらず不器用な、荒々しい手付きで杏奈の服を脱がして下着姿にした。
「ピンク色のブラジャーか。可愛いよ」
「ありがとう」
(キモい!私は風俗嬢じゃないんだよ)
彼は荒い息遣いをしながら下着を剥ぎ取り、乳首を舌で舐め回し、渇いたアソコにささくれのできた指を挿れ、容赦なく彼女の赤い膣を攻撃する。
「あ、んっ!」
杏奈はあまりの痛さに眉間にシワを寄せて、声を出したが、圭太はこの
杏奈は自分のアソコに、ノコギリを挿れられてるように感じる程、とにかく痛くって、思わず「痛いっ!」と叫んで彼の右手を抑えた。
杏奈の目には涙が浮かんでいた。
しかし圭太は、そんな杏奈を見て満面の笑顔を作り、彼女の細い手首を掴み、払い除けて、再び激しく指をピストンさせた。
「やめて!…痛いから、やめてよ!」
「そんな事言って、ホントは気持ちいいんだろ?ほら、もっと早くしてやるよ」
「やめて!やめてぇ!」
杏奈は耐え切れず、とうとう圭太の顔を殴りつけた。
そして急いでベッドから這い出て、寝室から逃げようとしたが、直ぐに捕まってしまった。
「ちょっ!や、やめっ、離してよ!」
圭太は暴れる杏奈を、太い腕で締め付け、壁に押し付けると、無理やりキスをした。
そして杏奈の体をくるりと回転させて、再び壁に押し付けると、彼女の口を手で封じ、大して大きくもない、玩具のような男根を強引に彼女のアソコにねじ込み、激しく腰を振りはじめた。
どれだけの時間が経ったのであろうか、杏奈から男根が抜かれると、お尻に熱い液体がかけられた。
長い苦痛の時間は漸く終わり、杏奈はその場に座り込んでしまった。
そして、思わず泣き出してしまった。
圭太はそんな彼女に寄り添う事をせずに、それどころか視界の端の方にさえ彼女の姿を捉えず、下半身だけが露わになった状態でベッドまで行くと、バタリとその上に倒れた。
杏奈は暫くの間、ただひたすら泣き続け、圭太のいびきがはっきりと聞こえる位にまで心が落ち着くと、急いで着替え、荷物をまとめられるだけまとめて、家を出た。