「おやすみなさい、専務」
「あぁ」
専務のたくましい腕枕で、胸の中で眠るのは好き。
いい香りがどことなく、皮膚を通して熱くなる。
(‥‥‥ムラッとしてきた)
なんであたしが発情してるんだ。
徐々にこみ上げてくる身体のほてりは、足の先までも伝わる。
(カタカタふるえるーー!!!)
「‥‥‥どうした?」
「イエ、何も!!」
「なんだ、顔が赤いぞ。熱測るか?」
おでこに手を当てられるとあたしは変な声をだしてしまう。
「ひゃう!!」
「‥‥‥」
なんなの!?いったい!!
あたふたしていれば、専務はゆっくりと優しいキスをしてくれた。
ぬるっと専務の厚くて長い舌が、あたしの唇をなぞっては割り込んで入って来る。
あたしの舌をじゅる、と吸われれば、それだけであたしはイキそうになった。
「っは‥‥‥、あ、せん、む‥‥‥だめ‥」
………
………
一度離れた唇は、次は思いっきり再度重ねる。
噛みつくようなキスをしてくる専務の舌は、あたしの口内を犯すだけで絶頂をするように仕向けているようだ。
思わずあたしはもじもじとしてしまう。
前のブラのホックを外されて、開放的になるあたしの胸。
もう、専務に舐めてほしくてたまらなくなった。
だけどそれ以上は何もしない。
激しいキスだけ。
「‥は、ぁ。」
唇を開放されれば、あたしは下が‥‥洪水になりそうなことがよくわかる。
「どうした?」
「ぁ、の」
「色っぽい顔して。どこをどうしてほしいんだ?」
「あたし‥‥してほしくて‥‥‥」
「んーー?」
顔中にキスだけしてくれるけど、触ってはくれない。
もどかしい。やだ。触って。もっと。
あたしは耐えきれずに専務の股間を撫でまわした。
………
………
「っく、なんだ」
「‥‥‥専務も大きくなってる」
「それはこの媚薬の‥‥‥」
「び‥‥‥び‥‥媚薬!!??」
ここであたしは我に返った。
専務の口からききましたよ。ばっちり。
さっきのボディクリームが媚薬だったんだ!!
だからこんなに身体中が熱くておかしいんだ!!!
「なんで専務、媚薬なんか!!!」
「きみがほしい」
「そんー―‥‥‥」
専務の股間を触っている手を取られて、あたしの上に専務はまたがる。
ぷちぷち、とブラウスのボタンを外されていく。
どくどく、と鼓動が走るので胸は多少震えていた。
自分であたしの顔はどんどん赤く熱くなっていることがわかる。
ブラの下から手をゆっくり入れられて、触ってもいないのに勃起している胸の
………
………
「ぴくぴくって‥‥小刻みになっているの可愛いな。次は何してほしい?」
「む、胸を、舐めてほしい‥‥‥」
舌先でチョンと突っつかれれば、大きく身体を弓なりにさせたあたし。
ぺちぺちと舌先で弄ばれれば下がきゅんとなった。
ぴちゃ、と水音を響かせていて、いやらしさがたまらない。
はむっと口の中に侵入したあたしの胸の尖端を、ちゅぅと吸い付かれる。
反対の胸の尖端は、専務の左手の親指と人差し指でくにくにとつままれていた。
「ん、ぁ、っ~~~~!!!」
たまに甘噛みをされたらもうイキそう。
これ以上刺激されたらあたし、ほんとイっちゃう。
少しでも専務にも気持ち良くなってほしくて‥‥あたしはイキそうなのをこらえながら専務の股間のチャックをおろしにかかる。
………
………